キーワードは「家族」
ピナ・バウシュが創設したヴッパタール舞踊団出身のダンサーと日本のアーティストの2つの世界のコラボレーションをコンセプトに掲げた「SOMAプロジェクト」がこの夏、東池袋のあうるすぽっとで開催される。これはヴッパタール舞踊団で活躍したフランス人ダンサー、ファビアン・プリオヴィルが中心になって立ち上げ、構成・演出を担当する国際共同制作。「SOMA」とはギリシャ語で「身体」を意味する。プリオヴィルと言えば、ヴッパタール時代からの同僚、瀬山亜津咲との良きパートナーシップで知られ、日本の伝統や文化にも造詣が深い。出演はヴッパタール舞踊団出身のダンサー3名に、オーディションで選ばれた日本人ダンサー5名ほか。メンバーは、共同生活を送りながら6月からドイツと日本で稽古を積み、8月日本、9月ドイツと公演を行う。創作のキーワードは「家族」とか。新たな出会いが注目される。
文:渡辺真弓
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年7月号から)
8/24(月)〜8/30(日) あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)
問:あうるすぽっと03-5391-0751
http://www.owlspot.jp