2007年チャイコフスキー国際コンクール第3位、サラサーテ国際ヴァイオリン・コンクール優勝の栄冠を勝ち得たヴァイオリニスト、有希 マヌエラ・ヤンケは、1986年ミュンヘンでドイツ人の父と日本人の母の音楽家一家に生まれ、3歳でヴァイオリンを始めた。幼少時よりその才能を発揮し、9歳でオーケストラデビュー。数々のコンクールで優勝したのち、2004年には、イタリアのジェノバで行われたパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで最高位(1位なしの2位)を受賞し、国際的なソリストおよび室内楽奏者としてのキャリアをスタートさせた。
これまでに、ベルリン放送響、ケルンWDR放送管を始めヨーロッパの数多くのオーケストラと共演、日本に於いても、N響、日本フィルを始め各地のオーケストラから招かれている。また、ドイツ各地を始め、世界の主要都市でリサイタルやコンサートを開催しているほか、多くの音楽祭に招かれている。
2012年8月から2年間、シュターツカペレ・ドレスデン初の女性コンサートマスターを務めたほか、シュターツカペレ・ベルリン、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスなどのゲストコンサートマスターにも招かれており、2016年2月には、バレンボエム指揮シュターツカペレ・ベルリン日本ツアーにおいて、コンサートミストレスを務めた。
ザルツブルグ・モーツァルテウムにおいて、イゴール・オジム教授の元で研鑽を積む。
日本音楽財団から貸与されているストラディヴァリウス1736年製ヴァイオリン『ムンツ』を使用している。