粟國 淳(演出) 2018/11/18 「存在の耐えられない苦しさ」こそヴィオレッタの悲劇の核心 イタリアの精神を知り尽くした粟國淳だから、《ラ・トラヴィアータ(椿姫)》はすでに何度も手がけているかと思えば、意外にも、「装置も衣裳もゼロから作るのは初めてなんです」という返答であった。だが、それは創造にとっては好都合な状況だと言えそうだ。 「藤原歌劇団は《ラ… 続きはこちら→
第一生命ホール ライフサイクルコンサート オペラの楽しみ 〜避暑地で乾杯! 恋のカクテル 2015/02/27 オペラで描く人生模様 これは面白そう。さまざまなオペラの名曲を、新たなストーリーに組み込んで楽しく聴かせる『オペラの楽しみ』。2013年に行なわれた初回公演の好評を受けての第2弾だ。前回に続いてオリジナルの脚本を手がけたのは、メゾソプラノの牧野真由美。もちろん彼女も出演する。 物語は、避暑地の小さなホテル「ブロンズ… 続きはこちら→
明日開幕!藤原歌劇団創立80周年記念《ファルスタッフ》 2015/01/23 藤原歌劇団が1月24日(土)と25日(日)に上演するヴェルディ《ファルスタッフ》公演のゲネラルプローベ(総通し稽古)が会場の東京文化会館で行われた。24日のキャストのゲネプロを観た。 《ファルスタッフ》は、オペラファンにとってはおなじみの名作だが、あまり接する機会がなかったファンの中には「名作という評価は知っている… 続きはこちら→
粟國 淳(演出) 2014/12/18 シェイクスピア時代の舞台の在り方を意識しました 悲劇が得意なヴェルディが人生の締め括りに書いたのは、世間の予想を覆す喜劇のオペラ《ファルスタッフ》(1893)。30歳も若いボーイトに台本を書かせ、自分の気の向くままに筆を走らせたこの名作を、若々しさを舞台に盛り込む演出家の第一人者、粟國淳の“心の眼”はどのように見つめ… 続きはこちら→
藤原歌劇団《蝶々夫人》ゲネプロレポート 2014/06/26 今年創立80周年を迎えた藤原歌劇団。明日から上演される《蝶々夫人》はその記念公演のひとつです。粟國安彦演出による藤原歌劇団伝統の舞台は「これぞ日本人の《蝶々夫人》!」と言いたくなる、純日本的で完成度の高い舞台です。調度や小物、細かい所作に至るまで考え抜かれ、それでいてすべての流れが自然で美しいため、何度観ても味わい深い… 続きはこちら→
オペラの楽しみ〜イタリア恋占いの旅 2013/11/21 ヴェルディの名曲を散りばめた新感覚ステージ オペラの名旋律と共に“コイバナ”を愉しむのはいかが。《オペラの楽しみ〜イタリア恋占いの旅》は、今年で生誕200年を迎えたイタリア・オペラの巨人ヴェルディのアリアや重唱に乗せ、軽妙な恋物語が展開する新感覚のステージ。メゾソプラノの牧野真由美が、オリジナル脚本を手がけ、地中海へ… 続きはこちら→