インタビュー

西山まりえ(ハープ)

マリー・アントワネット時代の音楽サロンにお誘いします  日本の古楽界で最も先鋭的な活動を展開する音楽家、西山まりえ。このところ鍵盤楽器奏者としてだけではなくハーピストとしての活動も本格化させてきた。これまではゴシック・ハープ、ダブル・ハープ、トリプル・ハープといった中世〜バロック期の楽器を弾いてきた彼女が、今回はマリー…

熊谷和徳 TAP SOLO PROJECT 2014『HEAR MY SOLE』 リズムと言葉と空間が創り出すストーリー

今の自分のドキュメントを見せたい  今年5月、タップのパフォーマンス・教育・支援の功績を讃える「フローバート」賞を日本人で初めて受賞し、NYのナショナルタップデイのイベント内で表彰された熊谷和徳。過去にはグレゴリー・ハインズ、ジーン・ケリーら錚々たるタップ・ダンサーが受賞している。東日本大震災のチャリティを含め、様々な…

長崎麻里香(ピアノ)

フランス音楽へのオマージュを綴って  15歳で渡仏し、パリ国立高等音楽院のピアノ科を最優秀の成績で卒業した長崎麻里香。現在はフルートの工藤重典など、錚々たる名手と共演を重ねている俊才が、注目の初ソロ・アルバムをマイスター・ミュージックより発表する。その後押しをしてくれたのが、ギタリストの福田進一だというから面白い。 「…

須藤千晴(ピアノ)

ピアノ作品の“宝石”をちりばめて  「ジェム gems 」とは宝石のこと。一粒ごとに、そして見る角度によって宝石は多彩な輝きを放つ。須藤千晴の新譜『ジェム』は、まさにピアノ作品の“宝石”をちりばめている。ドビュッシー、リスト、メンデルスゾーンの作品群から9曲を選んだ。 「どれもいわゆる『大曲』ではないけれど、私が過去1…

ラスタ・トーマス & 大貫勇輔『Rock the Ballet 2』

ロックなバレエが体感できる!  「ハロー、ジャパン! 会いたかったよー!」と常に明るいラスタ・トーマス。愛くるしい外見からは想像できないくらいの身体能力、しかも若くしてバレエの重賞を受賞するなど数々の“伝説”を築いてきた。そんな彼が自らのカンパニー「バッドボーイズ・オブ・ダンス」を率いて来日したのが2年前。宝塚歌劇団O…

諏訪内晶子(芸術監督/ヴァイオリン)

 ヴァイオリニストの諏訪内晶子が芸術監督を務めることで話題の『国際音楽祭NIPPON』。リゾート地ではなく、あえて街中で開催することで、クラシック音楽を聴く楽しみを日常生活に加えて欲しいという願いが込められた企画だ。その第3回目が、今年の10〜12月に、名古屋、横浜、郡山の3都市で開催される。演奏家として、教育者として…

ヤクブ・フルシャ(指揮)

信頼厚き都響と導く、チェコ音楽の再発見  2010年から東京都交響楽団の首席客演指揮者を務める俊才フルシャが、この9月、チェコ音楽の深き世界を披露する。6月のスーク・プログラムに続く意欲的な演目は、都響への信頼の証しでもある。 「彼らとは幸せな関係が築けたと思います。同僚や家族、チームの一員になった気がしますし、いつも…

準・メルクル(指揮)

 ホンモノの若さとは何か——それは「型にはまらない心」を指す言葉である。東京二期会がこの9月に上演する《イドメネオ》は、ドラマはギリシャ神話の古風な物語ながら、音楽には青年モーツァルトならではの型破りな個性が溢れる異色のオペラ。日本の我々にも馴染み深いマエストロ、準・メルクルがこの名作の魅力をじっくりと語る。 「178…

小森輝彦(バリトン) オペラ《遠い帆》

支倉常長の人間像に迫る“和製オペラ”の傑作  三善晃唯一のオペラ《遠い帆》(1999年/脚本:高橋睦郎)が14年ぶりに東京で上演される。仙台市の委嘱作品で、伊達政宗が支倉常長らをスペインに送った1613年の「慶長遣欧使節」の史実に基づく、支倉の心理描写を軸にした物語。東京公演は昨年12月の仙台公演と同プロダクションで、…

鈴木大介(ギター) Hakujuギター・フェスタ2014

ギターが紡ぐフランスのエスプリ  「フランスのギター音楽を、しかもこれだけ幅広い時代にわたって取り上げることは珍しいですし、さまざまなタイプのギタリストがいる日本だからこそ実現したプログラムなんだと思います」  こう語るのは、自身も出演者に名を連ねる鈴木大介。9回目を迎える夏のギター音楽の祭典『Hakujuギター・フェ…