目覚ましい活躍が続く若き実力者が登場
2018年のロン=ティボー=クレスパン国際コンクールで第2位、19年のチャイコフスキー国際コンクールで第4位など、ここ数年で世界的なコンクールに入賞し、その実力が注目されているヴァイオリニストの金川真弓が、Hakuju Hallの第153回 リクライニング・コンサートに出演することになった。彼女が選んだプログラムはサン=サーンス「序奏とロンド・カプリチオーソ」、リヒャルト・シュトラウス「ヴァイオリン・ソナタ」、エルガー「気まぐれな女」、サラサーテ「序奏とタランテラ」という組み合わせだ。
金川は1994年ドイツ生まれ。4歳から日本でヴァイオリンを始め、その後ニューヨーク、ロサンゼルスなどに住んでヴァイオリンの勉強を続けた。現在はベルリンのハンス・アイスラー音楽大学でコリヤ・ブラッハーのもと学んでいる。ロマン派以降の技巧的にも難しい作品を集めたこのリサイタルは、世界各地で学んだ彼女の豊かな音楽性も同時に披露されることだろう。共演は、ピアノのジュゼッペ・グァレーラ。
文:片桐卓也
(ぶらあぼ2020年3月号より)
*新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、本公演は中止となりました。
詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
2020.3/25(水)15:00 19:30 Hakuju Hall
問:Hakuju Hallチケットセンター03-5478-8700
https://www.hakujuhall.jp