コクのあるサウンドで古今の名旋律を愉しむ
ロマンティックに心をとろかせたかと思えば、切なさで胸を締め付け、時にコミカルなサウンドで笑顔を誘う。名古屋フィルハーモニー交響楽団の首席オーボエ奏者、山本直人が主宰し、中部地方で活躍する名手9人によって組織された「名古屋ダブルリードアンサンブル」。2002年の結成以来、オーボエやオーボエ・ダモーレ、イングリッシュホルン、バスーン、コントラバスーンを操り、同属楽器ならではの調和とバランスの取れたサウンドを紡ぎ続ける。昨年はスペイン・グラナダなど3都市で開かれた「国際ダブルリードフェスティバル」に参加、好評を得た。
今回は昨年リリースされた第3弾アルバム『Armenian Dances!』(フォンテック)発売記念のコンサート。アルフレッド・リード「アルメニアン・ダンス パート1」やホルスト「吹奏楽のための第1組曲」と収録曲に加え、モーツァルト「交響曲第25番」から第1楽章や、メンデルスゾーン「結婚行進曲」など多彩に。学生を対象とした、無料招待&CDプレゼント(要事前申込、席数限定)も実施。「若い人に、ぜひ聴いてほしい」との熱い思いが滲む。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2019年3月号より)
名古屋ダブルリードアンサンブル 3rd CDアルバム発売記念コンサート
2019.3/5(火)19:00 大阪/あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール
問:プロアルテムジケ03-3943-6677
https://www.proarte.jp/