“オーケストラの楽しさ”をもっと身近に
まず知っておいてほしいのが、3月31日が「オーケストラの日」だということ。「ミミにイチばん」の語呂合わせで、日本オーケストラ連盟が2006年に決定した。同連盟は日本のプロ・オーケストラが参加する公益法人で、現在の加盟数は全国34楽団。毎年3月31日には全国各地域でそれぞれに趣向を凝らしたイベントが開催されている。
今年、東京では首都圏12楽団が合同で、11時からの無料イベントと、15時からの特別編成の「オーケストラの日祝祭管弦楽団」によるコンサート(有料)を行なう。無料イベントは、楽器体験や0歳から入場可能なミニ・コンサート、バックステージツアー(要事前申込)や公開リハーサル(4歳以上)など賑やか。
コンサートは現田茂夫指揮。曲目はシベリウスの交響詩「フィンランディア」とヴァイオリン協奏曲、ストラヴィンスキー「火の鳥」組曲(1919年版)。協奏曲の独奏は2001年第1回仙台国際音楽コンクールの優勝者で、フランス国立放送フィル・コンサートマスターのスヴェトリン・ルセフだ。参加12楽団は、N響、神奈川フィル、新日本フィル、千葉響、東響、東京シティ・フィル、都響、東京ニューシティ管、東京フィル、東京ユニバーサル・フィル、日本フィル、読響。
また、ボランティア・スタッフも募集しているので、運営に興味のある方は体験のチャンスだ。ボランティアなので無償だが、参加オーケストラからのチケット・プレゼントがある。
文:宮本 明
(ぶらあぼ 2017年3月号から)
無料イベント
3/31(金)11:00〜 文京シビックホール(コンサートホール/小ホール) 、区民ひろば(文京シビックセンター内)
コンサート
3/31(金)15:00 文京シビックホール
問:日本オーケストラ連盟03-5610-7275
http://www.orchestra.or.jp/