ジャズ IN 芸大 2016

耳慣れた映画音楽がスウィングする!

 日本を代表するサックス奏者にして東京芸術大学客員教授でもあるMALTAがプロデュースする『ジャズ IN 芸大』が、今年も東京芸術大学奏楽堂でおこなわれる。
今回のテーマは「FILM MUSIC IN JAZZ」。数多ある映画音楽の中から、ジャズのエッセンスを含んだ名曲を厳選して披露しようという趣向だ。演奏されるのは「危険な関係のブルース」「鬼警部アイアンサイド」「スパイ大作戦」「ニュー・シネマ・パラダイス」など、ジャズ・ミュージシャンの作曲によるもの、あるいはジャズで多くカバーされているものばかり。1度は耳にしたことのあるあの曲このメロディに、新しい生命が吹き込まれるジャズの醍醐味をぜひ体感してほしい。
出演はMALTAをはじめ、ヴォーカル・ディーヴァのギラ・ジルカ、凄腕ヴァイブラフォニスト浜田均、芸大教授で日本クラリネット協会会長の山本正治ほか、ベテランから若手の実力派多数。また、芸大ビッグバンド「Manto Vivo」の共演も見逃せない。
文:藤本史昭
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年7月号から)

7/30(土)15:00 東京芸術大学奏楽堂
問:東京芸術大学演奏芸術センター050-5525-2300
http://www.geidai.ac.jp