第35回 霧島国際音楽祭 2014

大自然に包まれてハイ・レベルの演奏を堪能


 「若者たちを対象とした講習会を」との鹿児島の音楽教育者らの熱望を受けて、故・ゲルハルト・ボッセの主導でスタートした霧島国際音楽祭。高い志を抱きながらも留学が叶わない学生に、巨匠によるレッスンと名演に触れる場を与えてきた。35回目となる今年も、国内外の講師陣によるマスタークラスのほか、主会場の霧島・みやまコンセールでは、高関健指揮の鹿児島交響楽団によるスペシャル・ガラ(7/20)、ヴァイオリンの成田達輝や川久保賜紀のプロデュース公演(7/21)や、ピアノのクシシュトフ・ヤブウォンスキ、エリソ・ヴィルサラーゼらの出演によるミニ・コンサート「音楽の散歩」(7/26)、閉幕にはヴィルサラーゼをソロに迎えてのシューマンのピアノ協奏曲(8/3)など。宝山ホールでは、下野竜也指揮のキリシマ祝祭管弦楽団によるベートーヴェン・ツィクルスの第6弾で、交響曲第6番「田園」に加え、チェロの堤剛、ヴァイオリンのダニエル・ゲーデ、ピアノのヤブウォンスキと豪華なソリスト陣による三重協奏曲も楽しめる(7/31)。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年8月号から)

7/16(水)〜 8/3(日)
霧島国際音楽ホール(みやまコンセール)、宝山ホール、鹿児島市民文化ホール、ザビエル教会、かごしま県民交流センター 他
問:霧島国際音楽ホール 0995-78-8000
  ジェスク音楽文化振興会 03-3499-4530
  http://www.kirishima-imf.jp

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