世界が注目する新世代チェリストがリサイタル・デビュー!
弱冠17歳だった2011年、チャイコフスキー国際コンクールで第2位に輝き、一躍脚光を浴びたフランスのチェリスト、エドガー・モロー。ソロはもとより、一線楽団との共演や室内楽など、世界中を飛び回っての大活躍を続けている。そんな俊英が、王子ホールの人気シリーズ『transit』で、日本におけるリサイタル・デビューを果たす。
パリ出身。1711年製ダヴィット・テヒラーの銘器を駆り、たおやかな音色と奥の深い音楽性を武器に、近年は録音にも精力的に取り組む。ピアノのピエール=イヴ・オディクと共演する注目のリサイタルは、ショスタコーヴィチとブラームスの第1番、2つの名ソナタが軸に。ここへ、パガニーニ「モーゼ幻想曲」やシューマン「幻想小曲集」、フォーレやサン=サーンスの小品を配する。「多彩な様式に富んだ、バラエティ豊かなものにしたかった。チェロとピアノのレパートリーの幅広さを知っていただきたくて」とモロー。「大好きな日本を訪れて、リサイタルができるのを、とても楽しみにしています」と意気込む。
文:笹田和人
(ぶらあぼ 2017年6月号から)
6/1(木)19:00 王子ホール
問:王子ホールチケットセンター03-3567-9990
http://www.ojihall.jp/