【一部開演時間変更】プロジェクトQ 第14章 シューマン&ブラームス弦楽四重奏曲全曲演奏会

若きクァルテットたちがシューマンとブラームスに挑む

【開演時間変更】
2月19日(日)「シューマン&ブラームス弦楽四重奏曲全曲演奏会|第1部:シューマン」は、会場の都合により、11:00開演を12:00開演に変更となっております。
詳細は、下記テレビマンユニオンのホームページ、またはこちらよりご確認ください。

 「プロジェクトQ」は、日本の若手クァルテットの育成と、それを支える聴衆を育てるために始められた。6組の若いクァルテットが半年かけて1つの作品に取り組む。これまで、のべ84組、約500人の若手演奏家がこのプロジェクトに参加した。
 今年のテーマは「シューマンとブラームス」。2人の弦楽四重奏曲全6曲を、クァルテット・トイトイ、モマシー・クァルテット、ザ・ビストロ・ダブリュー、クァルテット奥志賀、クァルテット・アミティエ、クラルス弦楽四重奏団が奏でる。なかでも注目は、会田莉凡と小川響子がヴァイオリンを務めるクァルテット奥志賀だろう。
 11月に行われた公開マスタークラスでは、東京クヮルテットの創設メンバーである原田幸一郎と原田禎夫が講師を務めた。二人は、「どういう音を出したいのかというイマジネーションを持って」、「まだ一人ひとり遠慮しているから、積極さがあったらもっと良くなると思うよ」などアドバイスした。今季は、そのほか、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、今井信子、菅沼準二、ギュンター・ピヒラーらがマスタークラスの講師を担当した。
 1月7日から9日のトライアル・コンサートを経て、本公演として『シューマン&ブラームス弦楽四重奏曲全曲演奏会』が2月19日に上野学園 石橋メモリアルホールで開催され、2人の弦楽四重奏曲全6曲が披露される。両巨匠の全曲演奏自体が非常に貴重な機会でもあり、若者たちの挑戦ともども聴き逃せない。
文:山田治生
(ぶらあぼ 2017年2月号から)

シューマン弦楽四重奏曲全曲演奏会 2/19(日)11:00
ブラームス弦楽四重奏曲全曲演奏会 2/19(日)16:00
上野学園 石橋メモリアルホール
問:プロジェクトQ実行委員会(テレビマンユニオン内)03-6418-8617
http://www.tvumd.com/