イリーナ・メジューエワさんが編集部に来訪

 9月某日、イリーナ・メジューエワさんが取材のため編集部にお越しになりました。メジューエワさんといえば、長く日本に住み、ファンにも親しまれているピアニストです。今では聴く機会も増えたメトネルのピアノ作品は、彼女の演奏で初めて聴いたという方も多いのではないでしょうか。

Irina Mejoueva

 昨年、東京でスタートしたリサイタルシリーズ「ショパンの肖像」が12月の第4回で最終回を迎えます。初期作品から年代を追って進める形でプログラムが組まれた企画で、今回は舟歌、幻想ポロネーズなど後期の作品が並びます。

 この日の取材では、ことばを慎重に選びながらショパンの魅力を語ってくださったメジューエワさんですが、ショパンの音楽は、実は論理的だといいます。バラードのように一見自由に書かれているようにみえる作品も、ロジカルにできていて、ある意味クラシカルな作曲家とも言えるというお話が印象的でした。

 ロシア・ピアニズムを継承する立場として、理想はゲンリフ(ゲンリヒ)・ネイガウスの演奏とのこと。12月のリサイタルでは、どのようなショパンの肖像を浮かび上がらせてくれるのでしょうか。インタビューの詳しい内容は、ぶらあぼ11月号に掲載予定です。お楽しみに!

イリーナ・メジューエワ ピアノ・リサイタル
〈ショパンの肖像~Portrait of Chopin~第6回(最終回)〉

12/7(土)14:00 名古屋/宗次ホール
イリーナ・メジューエワ ピアノリサイタル ショパンの肖像 第4回
12/22(日)14:00 東京文化会館(小)

イリーナ・メジューエワ オフィシャルサイト
https://mejoueva.net