金子三勇士とエトワールとの饗宴
世界最高峰のバレエダンサーが集う、『エトワール・ガラ2014』。2005年から回を重ね、4回目を迎える今年は特にゴージャス。名門パリ・オペラ座バレエのトップダンサーに与えられる“エトワール”の称号を持つ7名、プリンシパル3名を含むスーパースターばかりが出演し、古典の名作から初演作品を含むコンテンポラリーまでも披露。まさに“美味しいとこ取り”の公演だ。
この夢の舞台で一部のピアノ演奏を担当するのが、日本とハンガリーのハーフで今注目の若手、金子三勇士。これまでにもバレエとの共演経験があり、フレッシュな感性、柔軟性、そしてなにより持ち前の卓越したリズム感で、踊りに寄り添う音楽を紡ぎ出すだろう。彼が演奏するのは、ラフマニノフ「3つの前奏曲」、「月に憑かれたピエロ」という演目に伴うベートーヴェンの「月光ソナタ」、ダンサー3組全員エトワールの「イン・ザ・ナイト」でのショパンのノクターン(以上Aプログラム)、そして「デジール」に合わせるスクリャービンのノクターン(Bプログラム)だ。
文:高坂はる香
(ぶらあぼ + Danza inside 2014年7月号から)
7/30(水)〜8/3(日) Bunkamuraオーチャードホール
問:Bunkamuraチケットセンター 03-3477-9999
※公演によりプログラムが異なります。
詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
http://www.bunkamura.co.jp
他公演
7/25(金)18:30 愛知県芸術劇場
問:エトワール・ガラ名古屋公演事務局 052-678-5308
8/4(月)18:30 フェスティバルホール
問:フェスティバルホール 06-6231-2221