JR東日本が、1月17日から3月7日にかけて山手線の各駅や沿線の街を舞台にしたアート&音楽イベント「HAND!in YAMANOTE LINE」を開催する。「HAND」とは「Have A Nice Day」の頭文字をとって、「山手線で良い一日を」という意味が込められた言葉。
昨年に引き続き「山手線でアートと音楽を楽しむ50日間」をテーマに行われるこのイベントでは、いつもとちょっと違う電車を体験できる「山手線 ver.HAND!by 東京感動線」や山手線の駅(上野駅)の通路が美術館になる 「YAMANOTE LINE MUSEUM」のほか、駅構内に設置されたピアノで誰でも自由に弾けるコーナー、隣接した商業施設での音楽ライブなどを予定している。
期間中毎日開催する「Station Piano」は、高輪ゲートウェイ駅構内の開放的な空間にピアノを設置し、誰でもピアノを演奏することが可能。このピアノは、2020年夏に実施したイベント「5 Days CITY」で、一般の方々から集められたメッセージ手形によって装飾が施されている。
また、有楽町駅〜新橋駅のあいだに位置する日比谷OKUROJIには、2月1日〜16日、誰でも自由に弾いたり触ったりできるピアノ「LovePiano」が登場。楽器はヤマハミュージックジャパンが提供し、アーティストによってペイントされたピアノを眺めるなどアート作品としても楽しめる。
2017年に始まった「LovePiano」は、ピアノを身近に感じ、楽しんでほしいという願いから、ペイントしたピアノを駅や商業施設などのオープンなスペースに誰でも自由に弾けるように設置しているプロジェクト。2号機目となるこのピアノは、美術作家の植田志保さんによるペイントが施されている。2018年に東京ミッドタウンで実施されたイベント「PARKPACK」の際、流れていたピアノ曲から着想を得て植田さんによるライブペインティングが行われた。
そのほか、主なプログラムとして「山手線 ver.HAND!by 東京感動線」(1/18〜2/1)と題したイベントを開催。山手線沿線で昔聞こえていた音や沿線の歴史を感じる特別な車内放送といった、新しい乗車体験を味わえる特別編成の列車を1編成で運行する。
「駅」「電車」といった場所は、私たちの日々の暮らしに身近な空間。そこで生まれる音楽やアートを、いつもとちょっと違う雰囲気で楽しむ50日間が繰り広げられる。
山手線 ver.HAND!by 東京感動線
いつもとちょっと違う乗車体験を楽しむイベント。
1/18(火)〜2/1(火)
場所:山手線車内(1編成で運行)
◎YAMANOTE LINE MUSEUM
11名のアーティストの作品が山手線11両の中吊りを飾る
企画協力:MELTed MEADOW
◎XR TRAIN
二次元コードを読み込むとAR(拡張現実)でイラストやモチーフが現れたり、スマートフォンの扉の向こうに別世界が広がって いたり、新しい乗車体験が楽しむ。
企画協力:KDDI
◎いつもとちょっと違う車内放送
山手線沿線で昔聞こえていた音や沿線の歴史を感じる音が流れ、期間限定のオリジナル車内放送を楽しめる。
企画協力:ニッポン放送
◎WaaS®(Well-being as a Service)
高輪ゲートウェイ駅のAI案内ロボットや観光ARなど、鉄道の利用を通じたWell-beingな体験情報を届ける。
企画協力:モビリティ変革コンソーシアム
Station Piano
駅構内で誰でもピアノを演奏することが可能。
1/17(月)〜3/7(月) 10:00〜17:00
場所:高輪ゲートウェイ駅改札内 鉄道テラスビジョン前
LovePiano
有楽町駅〜新橋駅間の高架下の商業施設「日比谷OKUROJI」に誰でも弾けるピアノを設置。
2/1(火)〜2/16(水)
場所:日比谷OKUROJI
企画協力:ジェイアール東日本都市開発、ヤマハミュージックジャパン
https://jp.yamaha.com/products/contents/pianos/lovepiano/
東京エキマチライブ
◎1/28(金)19:00〜19:30
場所:東京駅八重洲グランルーフ大階段(雨天時:東京駅八重洲口グランルーフ2階ペデストリアンデッキ区画内)
出演:カルナバケーション
◎2/18(金)、2/25(金)19:00〜19:30
場所:グランルーフフロント地下1階(雨天時:八重洲地下街メインアベニュー)
毎月第2・第4金曜を中心に開催。
主催:東京ステーションシティ運営協議会
ほか、期間中さまざまなイベントを実施予定。
HAND!in YAMANOTE LINE
https://www.jreast.co.jp/tokyomovinground/exhibition/hand2021/