カーネギーホールでも聴衆を魅了した才能
2010年にカーネギーホールで単独リサイタルを開くなど、卓越した音楽性と歌声で、国際的な活動を展開するソプラノのYoko Maria(マリアヨーコ)。3月に3枚目となるアルバム発売を記念するリサイタルを開く。東京音大・同大学院を経て、フィンランドやロシア、ドイツで学んだ。特にフィンランドでは、600曲以上のフィンランド歌曲をマスターするなど、幅広いレパートリーを誇る。07年には第13回チャイコフスキー国際コンクール世界大会の日本代表にも選出され、今年6月には2度目となるカーネギーホールでの単独リサイタル開催も決定している。
ピアノに泉博子の共演を得ての今回のステージでは、カッチーニ「アヴェ・マリア」やシベリウス「フィンランディア〜平和の賛歌〜」、プッチーニ《蝶々夫人》より〈ある晴れた日に〉〈かわいい坊や〉、同じく《トゥーランドット》より〈誰も寝てはならぬ〉、アンドリュー・ロイド・ウェバーのミュージカル『オペラ座の怪人』より〈それが私があなたに望む全てです〉など多彩な名曲を、心を込めて歌い尽くす。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年2月号から)
3/7(月)19:00 紀尾井ホール
問:国際芸術連盟03-3356-4033
http://www.yoko-maria.com