Tag Archive for 清水のりこ

与那城 敬(バリトン)

リゴレットの感情の起伏とカンタービレをダイレクトに伝えたい  「予想もしていなかった役が、突然来てしまいました!」と、与那城敬はにこやかに語る。ドン・ジョヴァンニやエスカミーリョのような色男役が続く名バリトンだけに、毒を吐いて呪われる宮廷道化師リゴレットの人物像を、いまどのように捉えるのか? 「新国立劇場の研修所時代か…

鳥木弥生(メゾソプラノ)

《カルメン》に目を開かせてくれた名指導者の言葉  華やかな美貌と深い声音で客席を魅了するメゾソプラノ、鳥木弥生。2月にヨコスカ・ベイサイド・ポケットで《カルメン》のハイライト版(企画・演出:彌勒忠史)に主演。「一筋縄ではいかない妖女」カルメンにどのように取り組むのだろうか? 「フィレンツェに留学中、市民プールなどでロマ…

高田正人(テノール)

ピンカートンの若々しく情熱的な響きをお聴かせします  爽やかな声音と人間味溢れるキャラクターで注目のオペラ歌手、高田正人。上背ある舞台姿ゆえに、色男役が多いテノールだが、その高田が3月にヨコスカ・ベイサイド・ポケットで演じるのが《蝶々夫人》の海軍士官ピンカートン。ハイライト版の上演ながら、情熱的な聴きどころはたっぷりと…

オペラ宅配便シリーズ ⅩⅣ ぎゅぎゅっとオペラ DIGITALYRICA 《トスカ》

作品の魅力を凝縮して魅せる新しいオペラのかたち  横須賀芸術劇場の『ぎゅぎゅっとオペラ』第2弾はプッチーニ《トスカ》。一昨年に完売の大好評を博した《椿姫》で始まった「ぎゅぎゅっと」は、トップ歌手たちによるアリアや重唱を核に、作品のエッセンスを最大限に圧縮した、彌勒忠史の演出&ナビゲーターによる抜粋上演だ。出演は、小川里…

銀座オペラVol.4 《椿姫》

銀座の夜はオペラで楽しむ  オペラ《椿姫》には「翳」が要る。華やかな光が当たる人ならではの、心の翳りが歌に要求されるのだ。どの分野でも、スター的な存在ほど裏では寂しさを抱えるもの。《椿姫》の高級娼婦ヴィオレッタも贅沢三昧の暮らしだが、実は胸の病から来る死の予感に独り怯える女性である。行き交う人々が見とれる絶世の美女でも…