
準・メルクルは、ドイツの主要レパートリーの解釈者として高い評価を得ると共に、フランス印象主義音楽の洗練された独特の表現においても名声を博している。現在、台湾国家交響楽団(NSO)音楽監督、インディアナポリス交響楽団音楽監督、オレゴン交響楽団首席客演指揮者。更にオランダのハーグ・レジデンティ管弦楽団とは4年間の首席客演指揮者を経て、2025年シーズンから新たに首席指揮者として任命されている。
ミュンヘン生まれのメルクルは、ハノーファー音楽院でヴァイオリン、ピアノ、指揮を学んだ後、セルジュ・チェリビダッケ、グスタフ・マイヤーに学ぶ。1986 年にドイツ音楽評議会の指揮者コンクールで優勝し、その1年後にはボストン交響楽団の奨学金を得てタングルウッド音楽祭に参加し、レナード・バーンスタイン、小澤征爾に学んだ。ヨーロッパの歌劇場での出演を重ね、ザールラント州立劇場(1991-94)、マンハイム国立劇場(1994-2000)の音楽監督をつとめた。
オペラ指揮者として過去数十年にわたり、ウィーン、ベルリン、ミュンヘン、ベルリンの国立歌劇場、ザクセン州立歌劇場、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場、サンフランシスコ歌劇場、東京の新国立劇場などへ客演を続けながら、これまでにリヨン管弦楽団音楽監督、ライプツィヒMDR響楽団首席指揮者、バスク国立管弦楽団首席指揮者、マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督などを歴任。
さらに北米、アジア、オーストラリア、ニュージーランド、ヨーロッパの主要オーケストラに定期的に招かれており、米国ではセントルイス交響楽団、アトランタ交響楽団、ダラス交響楽団、ボルティモア交響楽団、ミネソタ交響楽団、シンシナティ交響楽団、ヨーロッパではヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、ブリュッセル・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、オーストラリアとニュージーランドではシドニー交響楽団、メルボルン交響楽団、ニュージーランド交響楽団、アジアでは香港フィルハーモニー管弦楽団、NHK交響楽団、東京都交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、シンガポール交響楽団などと共演を続けている。またフィラデルフィア管弦楽団、シカゴ交響楽団、クリーブランド管弦楽団、ボストン交響楽団、バイエルン放送交響楽団、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団なども指揮している。
フランスでの功績が認められ、2012年には芸術文化勲章シュヴァリエを授与。
録音においても幅広いディスコグラフィーを誇り、これまでにリリースした55枚以上のアルバムの中には、NHK交響楽団とのシューマン交響曲全集、ライプツィヒMDR交響楽団とのメンデルスゾーンとワーグナー、リヨン管弦楽団とのラヴェル、メシアンの作品、そして高く評価されているドビュッシーの作品集などが含まれる。現在、サン=サーンス、R. シュトラウス、細川俊夫の作品の連作に取り組んでいる。
若手音楽家との活動にも熱心に取り組んでおり、札幌のパシフィック・ミュージック・フェスティバルやコロラド州のアスペン・ミュージック・フェスティバルでは何度も首席指揮者を務めている。東京の国立音楽大学客員教授。2023年には台湾国立ユース交響楽団を設立した。
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