ヤクブ・フルシャ（指揮）Jakub Hrůša, conductor

指揮をプラハ芸術アカデミーでビエロフラーヴェクに学び、2004年の卒業以来、チェコの主なオーケストラ、国民劇場に度々招かれ、自国での揺るぎない評価を確立。同時に世界各地のオーケストラにも客演。ロイヤル・コンセルトヘボウ管、クリーヴランド管、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ウイーン響、ウイーン放送響、フランス放送フィル、マーラー・チェンバー、ベルリン・ドイツ響、メルボルン響、東京都響など、度々共演を重ねている。オペラ指揮者としても、グラインドボーン音楽祭での数々の公演に加え、コベントガーデン・ロイヤルオペラハウス、ウイーン国立歌劇場、パリ・オペラ座、フランクフルト歌劇場などに招かれている。

2019/20シーズンには、ベルリン・フィルとの2度目の共演を果たし、ウイーン・フィルにデビューを飾ったほか、ピッツバーグ響、チューリッヒオペラ（新演出　マクロプーロス事件）、ネザーランドオペラ（コンセルトヘボウ管とルサルカ）にデビューを予定している。
さらに夏には、グラインドボーン音楽祭で、放蕩息子の遍歴の公演を予定している。

近年の活躍は目覚ましく、将来を嘱望される若手指揮者として急速に世界各地でその評価を高めている。
2011年のグラモフォン誌においては、巨匠となる可能性の高い10人の若手指揮者のひとりとして名前が挙げられた。

2010年、プラハ・フィルハーモニア管とともにプラハの春国際音楽祭65周年記念となるオープニング公演に史上最も若い指揮者として招かれ、スメタナの「我が祖国」を演奏して、国際的な注目と評価を集め、2012年と2015年には、同団との日本ツアーを実現している。
国際マルティヌー協会会長。