アレクサンドル・タローは、ヨーロッパを代表するピアニストの一人として、プログラムに冒険的なアプローチを取り入れるなど、楽壇に新風を注いでいる。
昔の偉大な作曲家の作品に現代の作曲家の作品を組み合わせて構成した「ラモーへのオマージュ」並びに「クープランへのオマージュ」や、ポピュラーソングに発想を得た「ピアノソング」などのプログラムがあり、それらを通して多くの作品を初演してきた。2013年11月にはパリのシテ・ドゥ・ラ・ムジークにおいて、自らの手による10日間のプロジェクト「Domaine Prive」を監督、2014年6月まではグルノーブルのMC2のレジデント・アーティストを務めた。
オーケストラとの共演も引きを切らず、これまでに、ロンドン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放響、フランス国立管、リヨン国立管、フランクフルト放響、チューリッヒ・トーンハレ管、RAI国立響、ストックホルム放響、ザールブリュッケン放響、ミュンヘン室内管、フランス放送フィル、トゥールーズ・キャピトル国立管、リヨン国立管、ボリショイ劇場管、チューリヒ・トーンハレ管、東京都響などと演奏。
アムステルダム・コンセルトヘボウ、パリのシャンゼリゼ劇場、ウィーン楽友協会、ケルン・フィルハーモニー、ロンドン・サウスバンク・センター、ジョン・F・ケネディ・センターをはじめとする世界の一流ホールに登場しているほか、エクサン・プロヴァンス、ジャコバン・ピアノ・フェスティバル、ラ・ロック・ダンテロン、エディンバラ国際音楽祭、ロッテルダムのゲルギエフ音楽祭、BBCプロムス、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン、ラインガウ、ルール・ピアノ・フェスティバル等の音楽祭にも定期的に招かれている。
最新アルバムは、J.S.バッハ「ゴルドベルク変奏曲」で、その新鮮な解釈に対し高い評価を得ている。2016年3月の来日公演では、「ゴルトベルク変奏曲」をプログラムとしたツアーを行い、各地で絶賛を得た。
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