佐渡裕×新日本フィル、積み重ねてきた時間が結実する年末の「第九」

上段左より:佐渡 裕 ©Peter Rigaud c/o Shotview Artists/高野百合絵 ©Yuji Ueno/清水華澄 ©Mariko Tagashira
下段左より:塩崎めぐみ/宮里直樹 ©深谷義宣 auraY2/平野 和 ©武藤 章

 各楽団が12月の「第九」の情報をあげる時期になった。今年の新日本フィルは12月16日から21日までの6日間、4つの会場で計6公演の「第九」特別演奏会を開催する。

 指揮は新日本フィル音楽監督の佐渡裕。昨年夏までオーストリアのトーンキュンストラー管音楽監督を10年間務め(その後同楽団名誉指揮者に就任)、新日本フィルでも監督就任から独墺ものの重要作を継続してきた。このコンビにとってベートーヴェンは常に特別な存在であり、ことに「第九」公演は毎年の成果と現在地を示す重要な場となっている。合唱は栗友会合唱団。ソリストはソプラノ高野百合絵、メゾソプラノは清水華澄(12/16〜12/19)と塩崎めぐみ(12/20, 12/21)、テノール宮里直樹、バスバリトン平野和。佐渡との共演を重ねてきた、名実ともに申し分ない名歌手たちが並ぶ。気心知れた布陣で、盤石の「第九」になるだろう。

 また、16日横浜みなとみらいホールと18日すみだトリフォニーホールの2公演は、「18歳以下無料ご招待」とのこと。とくに公演名に「みんなで楽しむ第九」と掲げられた18日のみ、「4歳以上入場可能」。すなわち、18日は4〜18歳のお子様はご招待!(席数限りあり) この日は全曲演奏に加えて「イラストとお話で綴る『第九ものがたり』」も予定される。最高の名曲のエネルギーを家族そろって浴びることのできる好機であり、未来の聴衆の獲得につながる好企画でもある。

文:林 昌英

(ぶらあぼ2026年10月号より)

佐渡 裕(指揮) 新日本フィルハーモニー交響楽団「第九」特別演奏会2026
2026.12/16(水)19:00 横浜みなとみらいホール
12/17(木)19:00、12/20(日)14:00 すみだトリフォニーホール
12/19(土)14:00 サントリーホール
12/21(月)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
みんなで楽しむ「第九」特別演奏会2026
12/18(金)18:30 すみだトリフォニーホール(18歳以下無料ご招待:予定枚数終了)
問 新日本フィル・チケットボックス03-5610-3815
https://www.njp.or.jp