《ウィーン国立歌劇場の室内楽》

 11月8日、ウィーン国立歌劇場日本公演開催の合間を縫って、オーケストラ・メンバーによる室内楽コンサートが開催されました。
 《ウィーン国立歌劇場の室内楽》と題された 日本モーツァルト協会11月例会に出演したのは、ヴァイオリンのホルガー・グローとミラン・セテナ、ヴィオラのロベルト・バウアーシュタッター、チェロのタマシュ・ヴァルガ、そして紅一点フルートのカリン・ボネッリ。
 このコンサートには、ウィーン国立歌劇場日本公演で《ワルキューレ》の指揮をとっているマエストロ、アダム・フィッシャーと、ワルキューレの一人オルトリンデ役のヒョナ・コも訪れ、名手たちの演奏を楽しみました。
 フルート四重奏曲と弦楽四重奏曲が2曲ずつというプログラムでしたが、2人のヴァイオリニストが1曲ずつ第1ヴァイオリンを担当。「2人が交替で第1ヴァイオリンを演奏するというのは、とても面白いことだね」とマエストロ。いずれも名手だからこそ可能なことといえるでしょう。
 フルーティストのカリン・ボネッリは、ウィーン国立歌劇場およびウィーン・フィルにおける初の女性管楽器奏者。美しい音色で聴衆を魅了しました。

Photo:長澤直子 協力:日本モーツァルト協会

Photo:長澤直子 協力:日本モーツァルト協会

Photo:長澤直子 協力:日本モーツァルト協会

Photo:長澤直子 協力:日本モーツァルト協会

Photo:長澤直子 協力:日本モーツァルト協会

Photo:長澤直子 協力:日本モーツァルト協会

Photo:長澤直子 協力:日本モーツァルト協会

Photo:長澤直子 協力:日本モーツァルト協会

終演後、左よりヒョナ・コ、マエストロ・アダム・フィッシャー、チェリストのタマシュ・ヴァルガ

終演後、左よりヒョナ・コ、マエストロ・アダム・フィッシャー、チェリストのタマシュ・ヴァルガ

ウィーン国立歌劇場およびウィーン・フィルの初の女性管楽器奏者カリン・ボネッリ

ウィーン国立歌劇場およびウィーン・フィルの初の女性管楽器奏者カリン・ボネッリ

R.ワーグナー作曲
《ワルキューレ》
指揮:アダム・フィッシャー
演出:スヴェン=エリック・ベヒトルフ
11月 6日(日) 3:00p.m.
11月 9日(水) 3:00p.m.
11月12日(土) 3:00p.m.
会場:東京文化会館

■予定される主な出演
ジークムント:クリストファー・ヴェントリス
ジークリンデ:ペトラ・ラング
ブリュンヒルデ:ニーナ・シュテンメ
ヴォータン:トマス・コニエチュニー
フリッカ:ミヒャエラ・シュースター
*表記のキャストは2016年4月8日現在の予定です。

■入場料(税込)
S=¥67,000 A=¥61,000 B=¥54,000 C=¥49,000 D=¥33,000 E=¥25,000 F=¥17,000
エコノミー券=¥13,000 学生券=¥8,000

ウィーン国立歌劇場2016年日本公演公式HP
http://www.wien2016.jp/