《フィガロの結婚》舞台裏、見せます!

 ウィーン国立歌劇場日本公演、泣いても笑っても11月15日の《フィガロの結婚》最終公演を残すばかりとなりました。
 全4幕のこの作品は、第2幕と第3幕の間に1回の休憩を挟んで上演されます。ここでは、その休憩中に行われている舞台転換の様子を動画でご紹介しましょう。
 このプロダクションは、舞台装置がとても重厚なもの。それも、各幕ごとにがっしりと組み上げなければなりません。ウィーン国立歌劇場で上演される場合には、すべての幕のセットを舞台の両袖や奥に、組み上げた状態にしておいて、移動させるだけ、ということが可能ですが、日本では、劇場機構の関係で、上演中に組みかえることが必要になります。もっとも、ウィーン国立歌劇場でも、このプロダクションは現在は上演しておらず、また、近年ほかの作品でも、これほどに重厚な装置が組まれることはほとんど無いとのことで、ウィーンのスタッフたちも仕込みやリハーサルの時点から、手順や動きについて、細かくチェックしていました。

■《フィガロの結婚》休憩中の転換作業

■第3幕と第4幕の間の転換(客席にはお客さんが座ったままの暗転)

《フィガロの結婚》
作曲:W.A.モーツァルト
演出:ジャン=ピエール・ポネル
指揮:リッカルド・ムーティ

■公演日程
11月10日(木) 5:00p.m.
11月13日(日) 3:00p.m.
11月15日(火) 3:00p.m. 
会場:神奈川県民ホール

■予定される主な出演
アルマヴィーヴァ伯爵:イルデブランド・ダルカンジェロ
伯爵夫人:エレオノーラ・ブラット
フィガロ:アレッサンドロ・ルオンゴ
スザンナ:ローザ・フェオーラ
ケルビーノ:マルガリータ・グリシュコヴァ

*表記のキャストは2016年4月8日現在の予定です。

■入場料(税込)
S=¥65,000 A=¥60,000 B=¥54,000 C=¥49,000 D=¥33,000 E=¥25,000 F=¥17,000
エコノミー券=¥13,000 学生券=¥8,000

ウィーン国立歌劇場2016年日本公演公式HP
http://www.wien2016.jp/