ウィーン国立歌劇場日本公演、閉幕

 11月15日、神奈川県民ホールでの《フィガロの結婚》をもって、ウィーン国立歌劇場2016年日本公演が閉幕しました。
 最終公演のカーテンコールでは、最後に「See you again! SAYONARA」の電光掲示が降り、者たちが喝采を贈る観客たちに手を振り続けました。
 今回のウィーン国立歌劇場日本公演は、10月25日の《ナクソス島のアリアドネ》公演に始まり、11月6日からは《ワルキューレ》、そして《フィガロの結婚》は11月10日から、それぞれ3回ずつの全9公演が行われました。3つの作品は、それぞれ異なる特徴をもつものでしたが、どの公演も、素晴らしい指揮者と歌手、そしてオーケストラの響きにより、存分に味わわせてくれることとなりました。あらためて“オペラの殿堂”の威力が示されたといえるでしょう。

カーテンコールより Photo:Kiyonori Hasegawa

カーテンコールより
Photo:Kiyonori Hasegawa

最終公演、支度前の3人。 左より、バリジオ役のマッテオ・ファルシエール、伯爵役のイルデブランド・ダルカンジェロ、マルチェリーナ役のマーガレット・プラマー

最終公演、支度前の3人。
左より、バリジオ役のマッテオ・ファルシエール、伯爵役のイルデブランド・ダルカンジェロ、マルチェリーナ役のマーガレット・プラマー