11月8日、《フィガロの結婚》の最終舞台総稽古が行われました。
(Photo:Kiyonori Hasegawa)
マエストロ・ムーティ指揮により、序曲の一音が鳴った瞬間から、“これぞウィーン!”の響きが生み出されます。
オーケストラからも歌手からも、ただ一つの音も疎かにはできないと真剣に臨んでいることが、心地よい緊張感に。
ローザ・フェオーラ演じるスザンナとアレッサンドロ・ルオンゴ演じるフィガロは身動きも軽く、結婚を目前に控えたカップルのみずみずしさ。一方、イルデブランド・ダルカンジェロは貫禄と男の色気を漂わせる伯爵、エレオノーラ・ブラットも美しさと凛とした声で伯爵夫人のキャラクターを存分に表現します。
それでもなお、歌手たちは休憩時間もマエストロを囲んで「どう歌うか」「どう表現するか」と話は尽きません。彼らの誰もが、最高の公演を目指して真剣に取り組んでいることがヒシヒシと感じられました。
《フィガロの結婚》
作曲:W.A.モーツァルト
演出:ジャン=ピエール・ポネル
指揮:リッカルド・ムーティ
■公演日程
11月10日(木) 5:00p.m.
11月13日(日) 3:00p.m.
11月15日(火) 3:00p.m.
会場:神奈川県民ホール
■予定される主な出演
アルマヴィーヴァ伯爵:イルデブランド・ダルカンジェロ
伯爵夫人:エレオノーラ・ブラット
フィガロ:アレッサンドロ・ルオンゴ
スザンナ:ローザ・フェオーラ
ケルビーノ:マルガリータ・グリシュコヴァ
*表記のキャストは2016年4月8日現在の予定です。
■入場料(税込)
S=¥65,000 A=¥60,000 B=¥54,000 C=¥49,000 D=¥33,000 E=¥25,000 F=¥17,000
エコノミー券=¥13,000 学生券=¥8,000
ウィーン国立歌劇場2016年日本公演公式HP
http://www.wien2016.jp/