開幕まであと6日!《ナクソス島のアリアドネ》仕込み開始!

 ウィーン国立歌劇場日本公演開幕まで一週間を切りました。いよいよ準備も本格始動です。まずは開幕演目の《ナクソス島のアリアドネ》の舞台美術搬入から。「プロローグ」のバックにそびえ立つ”富豪の家の窓枠”をはじめ、「オペラ」で燦然と輝くシャンデリアや後方の客席にセットされる椅子など、この演目だけでも大型トラック20台という量の舞台装置! 搬入だけでもおよそ7〜8時間がかかりました。
 もちろん、元気に来日したマエストロ・ヤノフスキのもと、歌手たちもリハーサルに余念がありません。開幕に向け、東京文化会館の空気も、徐々に“ウィーンの香り”を感じさせているような・・・。

シャンデリアが2基入れられた大型の木箱

シャンデリアが2基入れられた大型の木箱

シャンデリアの木箱に貼られたBELEUCHTUNG(照明)

シャンデリアの木箱に貼られたBELEUCHTUNG(照明)

木箱を開けてシャンデリアを見せてくれる照明スタッフ(右)と舞台スタッフ(左)

木箱を開けてシャンデリアを見せてくれる照明スタッフ(右)と舞台スタッフ(左)

「オペラ」で使われるグランドピアノが入っている木箱。横は3メートル余あります。

「オペラ」で使われるグランドピアノが入っている木箱。横は3メートル余あります。

「オペラ」で、後方の客席に置かれる椅子。専用の木箱なので、緩衝材が一切入っていません。プロダクションごとに装置や小道具の箱も専用のものがつくられるそうです。

「オペラ」で、後方の客席に置かれる椅子。専用の木箱なので、緩衝材が一切入っていません。プロダクションごとに装置や小道具の箱も専用のものがつくられるそうです。

“富豪の家の窓枠”は、天地で継ぎ目のない一枚もの8枚でできています。つなぎあわせたものを上部に吊るし、ゆっくりと立て上げます。

“富豪の家の窓枠”は、天地で継ぎ目のない一枚もの8枚でできています。つなぎあわせたものを上部に吊るし、ゆっくりと立て上げます。

《ナクソス島のアリアドネ》
作曲:R.シュトラウス
演出:スヴェン=エリック・ベヒトルフ
指揮:マレク・ヤノフスキ

■公演日程
10月25日(火) 7:00p.m.
10月28日(金) 3:00p.m.
10月30日(日) 3:00p.m.
会場:東京文化会館

■予定される主な出演
プリマドンナ/アリアドネ:グン=ブリット・バークミン
ツェルビネッタ:ダニエラ・ファリー
作曲家:ステファニー・ハウツィル
テノール:ステファン・グールド

*表記のキャストは2016年9月30日現在の予定です。

■入場料(税込)
S=¥63,000 A=¥58,000 B=¥53,000 C=¥48,000 D=¥32,000 E=¥25,000 F=¥17,000
エコノミー券=¥13,000 学生券=¥8,000

ウィーン国立歌劇場2016年日本公演公式HP
http://www.wien2016.jp/