東京文化会館での《ワルキューレ》の準備と並行して、神奈川県民ホールでは《フィガロの結婚》の仕込みも行われています。
ジャン=ピエール・ポネルが演出および美術を手がけたこの《フィガロの結婚》がつくられたのは1970年代のこと。部屋の壁や上階の手摺など、どれもがっしりとした重厚さをもつ舞台美術は、近年つくられる舞台では少なくなっているもの。それだけに、組み上げる作業だけでも大掛かりです。
一方、大道具の設置が進められる傍らでは、ペインターが細かい修復を行っています。
伝説的な名演出として知られるこの《フィガロの結婚》の舞台は、力強いダイナミックさと妥協を許さない繊細さをもつスタッフたちによって、“ウィーンの誇り”としてつくりあげられているのですね!
《フィガロの結婚》
作曲:W.A.モーツァルト
演出:ジャン=ピエール・ポネル
指揮:リッカルド・ムーティ
■公演日程
11月10日(木) 5:00p.m.
11月13日(日) 3:00p.m.
11月15日(火) 3:00p.m.
会場:神奈川県民ホール
■予定される主な出演
アルマヴィーヴァ伯爵:イルデブランド・ダルカンジェロ
伯爵夫人:エレオノーラ・ブラット
フィガロ:アレッサンドロ・ルオンゴ
スザンナ:ローザ・フェオーラ
ケルビーノ:マルガリータ・グリシュコヴァ
*表記のキャストは2016年4月8日現在の予定です。
■入場料(税込)
S=¥65,000 A=¥60,000 B=¥54,000 C=¥49,000 D=¥33,000 E=¥25,000 F=¥17,000
エコノミー券=¥13,000 学生券=¥8,000
ウィーン国立歌劇場2016年日本公演公式HP
http://www.wien2016.jp/