キエフ出身のリュドミラ・モナスティルスカは、いまや英国ロイヤル・オペラをはじめ、ベルリン、MET、スカラ座などで大活躍を見せるスピント系ソプラノ。《アイーダ》のタイトルロールや《アッティラ》のオダベッラ、《ナブッコ》のアビガイッレ、そして《マクベス》のマクベス夫人で世界の舞台を沸かせています。
2011年の英国ロイヤル・オペラで大絶賛を博した上演から、第1幕第2場、マクベス夫人登場のアリア〈さあ、急いでいらっしゃい〉は、魔女の予言を報告するマクベスからの手紙を読んだマクベス夫人が野望を燃やし、異常なまでの迫力を表す場面。モナスティルスカの持ち味であるパワフルさと豊潤さが迫ります。