“劇場でお会いしましょう!”〜ディドナート、ビデオメッセージ

 英国ロイヤル・オペラ日本公演《ドン・ジョヴァンニ》ドンナ・エルヴィーラ役のジョイス・ディドナートが、日本の聴衆に向けたビデオメッセージを贈ってくれました。
 今回の《ドン・ジョヴァンニ》の演出家カスパー・ホルテンは、ドンナ・エルヴィーラを「ドン・ジョヴァンニにとって唯一の、そして最後の愛を与える存在」と語っています。そしてまた、指揮をとるアントニオ・パッパーノは「ドンナ・エルヴィーラは、ドン・ジョヴァンニを殺したいと思うほど憎らしいと思っている、でもその一方で愛する気持ちも捨てることができないという、とても複雑な心情をもっている女性」と言います。演技もさることながら、こうした複雑な心情を表すために書かれたモーツァルトの音楽を歌いこなすことは容易いことではありません。しかし、ディドナートが聴かせる、そして見せるディドナートは、音楽的にも演技面でも、この難しい役の魅力を堪能させてくれます。近年、これほどまでに素晴らしいドンナ・エルヴィーラが舞台に登場したことはなかったのではないでしょうか!
 「モーツァルトの美しい音楽と素晴らしい舞台、素晴らしい共演者たちとの公演で、皆さまが感動してくだされば、この上なく嬉しく思います。劇場でお会いしましょう」と明るい笑顔を贈ってくれました。

■英国ロイヤル・オペラ「ドン・ジョヴァンニ」 ジョイス・ディドナート ビデオメッセージ

■英国ロイヤル・オペラ2015来日公演《ドン・ジョヴァンニ》