9月12日に開幕した英国ロイヤル・オペラ日本公演は、21日の《マクベス》で東京での全7公演が閉幕しました。
最終日の《マクベス》は、タイトルロールのサイモン・キーンリサイドをはじめ、マクベス夫人役のリュドミラ・モナスティルスカ、バンクォー役のライモンド・アチェト、マクダフ役のテオドール・イリンカイ、マルコム役のサミュエル・サッカーほか、出演者全員がエンジン全開といった感じ。鳴り止まぬカーテンコールにこたえる舞台上の出演者たちの笑顔は、大きな達成感の表れでもあるでしょう。
終演後に楽屋に戻ったマエストロ パッパーノは、疲れを見せることもなく、「とても大好きな作品」と語った《マクベス》が、日本の聴衆に楽しんでもらえた手応えを感じていたようです。
カンパニーはこの後、23日には兵庫県立芸術文化センターで《ドン・ジョヴァンニ》を上演します。