日本公演を控え、６月12日からはロンドンでの《ドン・ジョヴァンニ》公演が行われていますが、イルデブランド・ダルカンジェロ演じるドン・ジョヴァンニ、ジョイス・ディドナート演じるドンナ・エルヴィーラのカスパー・ホルテン演出《ドン・ジョヴァンニ》への登場は日本公演まで実現しません。
これが、地元ロンドンでも羨ましがられていることがうかがわれる記事をキャッチ！ 今年4月にロイヤル・オペラで〈イタリアのトルコ人〉に出演したダルカンジェロに、現地メディアのインタビュアーが「あなたは長年《ドン・ジョヴァンニ》のレポレロを歌ってきましたが、最近はドン・ジョヴァンニを歌っていますね。まだロンドンでわたしたちは聴けていないけれど」と言っているのです。これに対してダルカンジェロは、「ロイヤル・オペラの日本公演では歌いますよ。ロンドンでいつか歌えることを願ってます。他の著名なオペラハウスでは（ドン・ジョヴァンニ）を歌っているけど、コヴェント・ガーデンではまだ歌ったことがないからね」と答えています。
一方ディドナートはとえいば、６月から7月にはチューリッヒで《カプレーティとモンテッキ》に出演の後、パリとヴェルビエでのコンサートを行い、９月に日本へとやってきます。世界のトップ・メゾ・ソプラノと認められるディドナートですが、彼女の人気と実力がオペラハウス以外の場でも披露されたのは2012年のグラミー賞受賞式でした。受賞式でパフォーマンスを披露したクラシック歌手は、彼女が初めてのことでした。《チェネレントラ》から、「哀しみと涙のうちに生まれて」を歌った動画をご覧いただけます。
■グラミー賞受賞式での《チェネレントラ》Non piu mesta〜Joyce Didonato – Grammy 2012 – Non piu mesta
★英国ロイヤル・オペラ日本公演の第2次発売は6月20日（土）から。NBSチケットセンターとイープラスのみでの取扱いです。
●NBSチケットセンター
http://roh2015.jp/schedule.html
●イープラス
http://eplus.jp/sys/web/s/royal/index.html