6月12日からの公演に向けて、コヴェントガーデンのロイヤル・オペラハウスではエントランスやロビーなどを利用して、“メイキング・ドン・ジョヴァンニ”と題した展示が行われています。
チケットカウンターからハウスのエントランスへと続くロビーの壁に並ぶライティングパネル
これまでほかの作品でも、装置の模型や衣裳などの展示が行われることはありましたが、今回、特に目を引いたのはライティングパネルを使った舞台美術のデザイン画だったでしょう。大掛かりな装置のパースが浮き上がるような立体感は、今回の演出がもつスピード感や新鮮さ、プロジェクション・マッピングによる異次元感覚と通じる洗練された印象を与えるものといえます。
〈シャンパンの歌〉の場面の舞台模型
ドン・ジョヴァンニが〈シャンパンの歌〉を歌う場面の舞台デザイン画
また、衣裳展示も、単なる展示ではなく、ツェルリーナの白い衣裳には、照明によって色や柄が投影されるセッティングがされるなど、アイディアに満ちたものとなっています。
真っ白なツェルリーナの衣裳は照明によって色や模様が変わる
レポレロの〈カタログの歌〉に歌われる女性たちをイメージした衣裳
ドンナ・アンナ(左)とドンナ・エルヴィーラ(右)の衣裳
★英国ロイヤル・オペラ日本公演の第2次発売は6月20日(土)から。NBSチケットセンターとイープラスのみでの取扱いです。
●NBSチケットセンター
http://roh2015.jp/schedule.html
●イープラス
http://eplus.jp/sys/web/s/royal/index.html
■英国ロイヤル・オペラ2015年来日公演《ドン・ジョヴァンニ》