9月21日、バイエルン国立歌劇場日本公演が開幕しました。
オーケストラ・ピットにキリル・ペトレンコが登場すると一段と拍手が高まりました。心地よい緊張感がホールに満ちたなか、ペトレンコのタクトから静かなホルンの響きがこだまするように奏され、客席の誰もがどんどん舞台へと引き込まれていきました。
幕が進むに連れ、この《タンホイザー》が並みならぬ演奏であることは訪れたすべての人に共通するものだったのでしょう。終演後、会場を後にする人たちの間で「凄かったね」が合言葉のように交わされていました。
キリル・ペトレンコの初来日、初オペラということで、この《タンホイザー》公演は日本の音楽シーンに記録されます。そして同時に、「凄い演奏」ということでも、 年月を経て語り継がれることになるはずです。
【公演日程】
バイエルン国立歌劇場日本公演
《タンホイザー》
作曲:R.ワーグナー
演出:ロメオ・カステルッチ
指揮:キリル・ペトレンコ
9月21日(木) 3:00p.m.
9月25日(月) 3:00p.m.
9月28日(木) 3:00p.m.
会場:NHKホール
■予定される主な出演
領主ヘルマン:ゲオルク・ゼッペンフェルト
タンホイザー:クラウス・フロリアン・フォークト
ウォルフラム:マティアス・ゲルネ
エリーザベト:アンネッテ・ダッシュ
ヴェーヌス:エレーナ・パンクラトヴァ
※表記の出演者は2017年1月20日現在の予定です。
http://www.bayerische2017.jp/tannhauser/