東京文化会館で《椿姫》の公演が行われている間も、神奈川県民ホールでは《マノン・レスコー》の準備が進められています。今日は、“待機中”の小道具たちをご紹介! 客席からは見えることが無いものであっても、しっかりとつくりこまれた小道具の数々です。
第1幕で、マノンやジェロンテたちとともに乗合馬車から降りて来る人々の中に、乳母車を押す母娘がいます。当然、オペラを観ているお客さんには見えませんが、その乳母車にはちゃんと赤ちゃんが寝ています!
キアラ・ムーティは《マノン・レスコー》を演出するに当たって、その時代設定が18世紀後半、フランス革命が起こる少し前あたりであることを重要と考えました。マリー・アントワネットが生きた時代といえば、イメージしやすいかもしれません。第2幕のマノンの部屋に置かれる小道具たちは、明確な時代考証に基づき、美しいブルーを基調にしながら、なんとも愛らしくつくられています。
【公演情報】
ローマ歌劇場2018年日本公演
《マノン・レスコー》
9月16日(日) 15:00 神奈川県民ホール
9月20日(木) 15:00 東京文化会館
9月22日(土) 15:00 東京文化会館
指揮:ドナート・レンツェッティ
演出:キアラ・ムーティ
■出演
マノン:クリスティーネ・オポライス
デ・グリュー:グレゴリー・クンデ
レスコー:アレッサンドロ・ルオンゴ
ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団
※表記の出演者は2018年5月31日現在の予定です。病気や怪我などのやむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。その場合、指揮者、主役の歌手であっても代役を立てて上演することになっておりますので、あらかじめご了承ください。
■料金(税込)
S席¥54,000 A席¥47,000 B席¥40,000 C席¥33,000
D席¥26,000 E席¥19,000 F席¥12,000
学生券¥8,000
*学生券はNBS WEBチケットのみで2018.8/3(金)18:00より受付開始。