バイエルン国立歌劇場日本公演開幕まで1ヶ月を切りました。
今回の日本公演は、バイエルン国立歌劇場における“長寿”と“最新”の両演目を並べたプログラム。この劇場の威力が発揮される機会に他なりません。《タンホイザー》と《魔笛》、2つの演目には、どちらも見逃せない、聴き逃せないポイントをあらためてご紹介!
まずは《魔笛》から。
バイエルン国立歌劇場のレパートリーの中でも、“長寿”プロダクションの一つとされる《魔笛》。ミュンヘンでの上演においても、2004年には長年の劣化に因み、舞台装置や衣裳に大掛かりな修復が行われました。伝説と認められる名演出のコンセプトや舞台美術における手法はそのままに行われたこの修復は、この《魔笛》に、永遠の生命を吹き込んだと言えるのかもしれません。
こうした細部にわたる調整を経て、“長寿”だけれど“新しい”日本公演《魔笛》が実現。日本のファンの前に、ミュンヘンの舞台とまったく同じ《魔笛》が披露されることとなります。
【公演日程】
バイエルン国立歌劇場日本公演
《魔笛》
作曲:W.A.モーツァルト
演出:アウグスト・エヴァーディング
指揮:アッシャー・フィッシュ
9月23日(土・祝) 3:00p.m.
9月24日(日) 3:00p.m.
9月27日(水) 6:00p.m.
9月29日(金) 3:00p.m.
会場:東京文化会館
■予定される主な出演
ザラストロ:マッティ・サルミネン
タミーノ:ダニエル・ベーレ
夜の女王:ブレンダ・ラエ
パミーナ:ハンナ=エリザベス・ミュラー
パパゲーノ:ミヒャエル・ナジ
パパゲーナ:エルザ・ベノワ
※表記の出演者は2017年1月20日現在の予定です。
http://www.bayerische2017.jp/zauberflote/