テクニカル・スタッフ来日!

 バイエルン国立歌劇場から、今秋の日本公演に向けて技術スタッフが来日しました。今回の主な目的は《タンホイザー》の会場となるNHKホールで、日本側のスタッフとともに実際の公演に備えた打ち合わせのためです。
 《タンホイザー》はミュンヘンでの5月21日の初日を控え、目下現地でも新演出の舞台制作が進んでいる真っ最中。演出・美術・衣裳のすべてを手がける演出家のロメオ・カステルッチは、日々、さまざまなアイデアを展開するので、実は3月末のこの時点でもまだ、どのような舞台に仕上がるか、すべてが固まっているわけではないとのこと。
 とはいえ、準備は進めなければなりません。技術スタッフたちは、現状で決定されている舞台装置のサイズを元に、設置の手順やプロジェクター投影について、2時間余をかけて細かくチェックしました。
 ミュンヘンの劇場と日本では、劇場機構上の違いもあることから、事前のこうした作業は欠かせません。バイエルン国立歌劇場での上演がそっくりそのまま、日本の皆さまの前に届けられる日を、どうぞお楽しみに!

写真提供:NBS

写真提供:NBS

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【公演日程】
バイエルン国立歌劇場日本公演

《タンホイザー》
作曲:R.ワーグナー
演出:ロメオ・カステルッチ
指揮:キリル・ペトレンコ
9月21日(木) 3:00p.m.
9月25日(月) 3:00p.m.
9月28日(木) 3:00p.m.
会場:NHKホール

■予定される主な出演
領主ヘルマン:ゲオルク・ゼッペンフェルト
タンホイザー:クラウス・フロリアン・フォークト
ウォルフラム:マティアス・ゲルネ
エリーザベト:アンネッテ・ダッシュ
ヴェーヌス:エレーナ・パンクラトヴァ

http://www.bayerische2017.jp/tannhauser/