クリスティーネ・オポライス Opera Now誌に大特集!

Photo: Elena Nezenceva

 ローマ歌劇場日本公演《マノン・レスコー》のタイトルロールを歌うクリスティーネ・オポライスが、イギリスのオペラ雑誌『Opera Now』7-8月号で10ページにおよぶ大特集で取り上げられました。表紙も美しい彼女の写真が飾っています。

 特集の前半では彼女自身の言葉から、オペラ歌手として、また一人の女性としての生き方や考え方、体験や学んだことなどが紹介されています。後半では、彼女のレパートリーのなかでも重要なプッチーニの6つの役(トスカ、蝶々夫人、ボエームのミミ、トゥーランドットのリュウ、修道女アンジェリカ、マノン・レスコー)についての、オポライスの考えが紹介されています。

 「私のレパートリーの6つのプッチーニの役は、6人のすべてが悲劇な終わりを迎えるという共通点をもっています。ただ、そのほかにおいては、それぞれ非常に異なるキャラクターです」と始まるここでは、自身の役への向き合い方について「6つの役すべてにおいて、私にとって最大の“チャレンジ”は、非常に情緒的な表現が要求されているということです。 私はこれらの役で舞台に立つ間に、自分の感情とは別のものとして距離を置くことはできないのです。単純に歌うことや演じることだけ、と割り切ってしまえない、敏感で感情的な人間なので」と記しています。

 6つの役柄のうち、ここでは、《マノン・レスコー》のマノンについての部分をご紹介します。
「マノン・レスコーは私のレパートリーのなかでも最も複雑な性格をもっている女性です。彼女は、愛、セックス、お金に“中毒”的な執着をもっています。つまり、感情的、肉体的、物質的な欲望が満たされることが人生のすべてであると真剣に信じているのです。これこそが彼女の死につながる欲望と執念です。私がこの性格を表現するのは簡単ではありませんが、プッチーニの音楽が私を導いてくれます。マノンの感情や気分を理解し、表現することに役立つのです」

オポライスが表紙を飾るOpera Now 誌(July/August 2018)

10ページにわたる大特集!


【公演情報】
ローマ歌劇場2018年日本公演
《マノン・レスコー》
9月16日(日) 15:00 神奈川県民ホール
9月20日(木) 15:00 東京文化会館
9月22日(土) 15:00 東京文化会館

指揮: ドナート・レンツェッティ
演出: キアラ・ムーティ
美術: カルロ・チェントラヴィーニャ
衣裳: アレッサンドロ・ライ
照明: ヴィンセント・ロングエマーレ

■出演
マノン:クリスティーネ・オポライス
デ・グリュー:グレゴリー・クンデ
レスコー:アレッサンドロ・ルオンゴ

ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団

*※表記の出演者は2018年1月15日現在の予定です。病気や怪我などのやむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。その場合、指揮者、主役の歌手であっても代役を立てて上演することになっておりますので、あらかじめご了承ください。

■料金(税込)
S席¥54,000 A席¥47,000 B席¥40,000 C席¥33,000
D席¥26,000 E席¥19,000 F席¥12,000
学生券¥8,000
*学生券はNBS WEBチケットのみで2018.8/3(金)18:00より受付開始。

http://www.nbs.or.jp/stages/2018/roma/