⽇本のオペラ⽂化を未来へ〜東京⼆期会がクラウドファンディングを実施

 2022年に創⽴70周年に迎える公益財団法人東京⼆期会が初となるクラウドファンディングを行っている。

 東京二期会は1952年、国内のクラシック若手声楽家たちが結集して誕生。現在は2,700人の声楽家が所属し、オペラ・声楽文化発展のため日々活動している。さまざまなオペラ公演を活動の主軸として、欧米の歌劇場や国内の劇場と緊密な協働しつつ、独自の質の高い公演を実現してきた。コロナ禍で舞台芸術団体にとっても苦戦を強いられる状況が続いているが、今後もより一層オペラ文化を世界中に届けていきたいと、今回東京二期会初となるクラウドファンディングの実施を決定した。

 受付期間は、支援金の充当対象となる公演によって分け、第1期を1月20日から4月20日まで、第2期を10月1日開始(予定)とし、目標金額は各1000万円。税額控除が得られる「寄付型コース」と東京二期会主催公演付きの「オペラ鑑賞コース」の2種類が用意されている(第1期は《タンホイザー》《セルセ》《ファルスタッフ》《ルル》《魔笛》の5公演が寄付対象公演)。

リンツ州立劇場との共同制作公演
モーツァルト《魔笛》 宮本亞門演出 2015年公演 
撮影:三枝近志


【Information】
東京二期会創立 70周年記念公演を支えるためのクラウドファンディング

《第1期》
ファンディング募集期間と目標額
期間:2021.1/25(月)~2021.4/20(火)
目標額:1000万円
寄付対象公演:《タンホイザー》《セルセ》《ファルスタッフ》《ルル》《魔笛》

《第2期》
2021.10/1(金)開始予定
目標額:1000万円
寄付対象公演:《こうもり》《影のない女》《エドガール》《パルジファル》

問:公益財団法人東京二期会 クラウドファンディング受付係 03-3796-1831(二期会チケットセンター内)
https://readyfor.jp/projects/nikikaiopera2021