公演準備本格始動!

 9月3日午前10時から東京文化会館で舞台装置の搬入が始まりました。前日に到着したローマ歌劇場のスタッフに加え、日本側のスタッフも総動員で取りかかりました。
 仕込み第1日目のあれこれを写真とともにご紹介!

搬入開始!
最も大型の装置の一つである《椿姫》第1幕、ヴィオレッタのサロンの壁です。一般的な車体の後方が扉になっているトラックでは運び出しに支障があるため、今回は車体の側面が開くトラックが用いられました。

効率アップは綿密なプランニングから!
舞台装置や数々の道具が搬入されている間に、舞台上では照明装置の吊り込み作業が行われます。こうした、作業を効率的に進めるために、日伊のスタッフは何ヶ月も前から打ち合わせを重ねてきました。

順調♪
建て込み作業は順調に進んでいます。

オー・マイ・ゴット!?
搬入開始からおよそ5時間後、サロンを囲む壁のボードが舞台上に建ち上がった! と思ったところで、ローマ歌劇場のテクニカル・ディレクターから「全体を2メートル前に」と指示。これは、単純に壁ボードを移動させるというだけではすみません。ボードの建つ位置にあわせて、先にセットした照明も、再度吊り直さなければならないのです!

シャンデリアが破損!?
ヴィオレッタのサロンで華やかな輝きを放つシャンデリア。なんと、輸送中に一部破損してしまいました。でも大丈夫、すぐに職人さんが修復に取りかかります。

家具屋さんの倉庫みたい?
ところ狭しと置かれた道具の数々。花柄のソファは第2幕で使われるもの。


【公演情報】
ローマ歌劇場2018年日本公演

《椿姫》
9月9日(日) 15:00 
9月12日(水) 15:00 
9月15日(土) 15:00 
9月17日(月・祝)15:00
東京文化会館

指揮:ヤデル・ビニャミーニ
演出:ソフィア・コッポラ
衣裳:ヴァレンティノ・ガラヴァーニ

■出演
ヴィオレッタ・ヴァレリー: フランチェスカ・ドット
フローラ・ベルヴォワ: エリカ・ベレッティ
アルフレード・ジェルモン: アントニオ・ポーリ
ジョルジョ・ジェルモン: アンブロージョ・マエストリ

ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団
ローマ歌劇場バレエ団

《マノン・レスコー》
9月16日(日) 15:00 神奈川県民ホール
9月20日(木) 15:00 東京文化会館
9月22日(土) 15:00 東京文化会館

指揮:ドナート・レンツェッティ
演出:キアラ・ムーティ

■出演
マノン:クリスティーネ・オポライス
デ・グリュー:グレゴリー・クンデ
レスコー:アレッサンドロ・ルオンゴ

ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団

※表記の出演者は2018年5月31日現在の予定です。病気や怪我などのやむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。その場合、指揮者、主役の歌手であっても代役を立てて上演することになっておりますので、あらかじめご了承ください。

■料金(税込)
S席¥54,000 A席¥47,000 B席¥40,000 C席¥33,000
D席¥26,000 E席¥19,000 F席¥12,000
学生券¥8,000
*学生券はNBS WEBチケットのみで2018.8/3(金)18:00より受付開始。

http://www.nbs.or.jp/stages/2018/roma/