クリスティーネ・オポライス スペシャル​・インタビュー(4)

Photo:TatyanaVlasova

ーーファッション・モデルのような美しさを備えていらっしゃいます。美しさを保つ秘訣は?
 秘密はありません。習慣的なトレーニングをしているわけでもないですし、ダイエットもしていません。健康的な生活をしようとは心がけていて、ハンバーガーやフレンチフライを毎晩食べるようなことはしません。でもたまには食べますよ。
 前向きな考え方と愛、それが人を健康的にするのではないかしら・・・必ずしもロマンティックな恋愛のことだけではなく、子どもへの愛、自分の仕事への愛、友達や人生全般に向けた愛のことです。時には愛とは難しいものですね。人はみな苦しみますし、私も色々な意味でごく普通の人間ですから、愛を求め続けています。愛は人に、特別な光と勇気を与えてくれます。美とは、スポーツジムやダイエットから得るものではありません。きっと内側からくるものですよね。
 確かに私は自己管理をしっかりしている方だとも思います。オペラ歌手という職業では、徹夜でパーティをしたり、飲んだり喫煙するわけにもいきません。歌手にとって身体は楽器ですから、私たちは健康的で幸せな人生を送る努力が必要です。

Photo: ElenaNezenceva

ーーお休みのときはどのように過ごされていますか?
 それは私がどこにいるかにもよりますね。仕事で娘と離れて一人きりの休みには、買い物したり、友達と会ったり、公園を散歩したりして出来るだけリラックスします。娘と一緒だったり、家にいる時には、休み時間はないです。他のお母さんたちと同じように、家族と過ごし、家事をやりますよ・・・料理をして、娘と遊んで、家のことをやって。
 自由時間には、単純なことをして普通の生活をするのが幸せです。それでよいバランスが保たれていると思います。

ーー日本にはどのようなイメージをもっていますか?
 日本の国と文化をとても尊敬し、憧れています。天国のようなところに思えます。和食も大好きです。日本に行った際には、観光をして日本を探索したいと思います。日本のファンの皆さんにお会いするのもとても楽しみにしています。世界中で日本の方々とお会いしますが、いつもとても嬉しく思っています。素敵なプレゼントを下さったりもします。皆さん本当に教養が高く、丁寧で、親切です。そして本当に音楽を愛していらっしゃいますね・・・。

ーーあなたの初来日を楽しみにしているたくさんのファンに、メッセージをお願いします。
 早く日本に行きたいです。熱心な日本のお客様のために歌うことが待ち遠しいです。ローマ歌劇場が招いて下さり、マノンを歌わせて下さることに感謝しています。そして日本のオペラ愛好家の皆様にお会いすることをとても光栄に思い、楽しみにしています。

ローマ歌劇場《マノン・レスコー》より
Photo: SilviaLelli / TOR

【公演情報】
ローマ歌劇場2018年日本公演
《マノン・レスコー》
9月16日(日) 15:00 神奈川県民ホール
9月20日(木) 15:00 東京文化会館
9月22日(土) 15:00 東京文化会館

指揮: ドナート・レンツェッティ
演出: キアラ・ムーティ
美術: カルロ・チェントラヴィーニャ
衣裳: アレッサンドロ・ライ
照明: ヴィンセント・ロングエマーレ

■出演
マノン:クリスティーネ・オポライス
デ・グリュー:グレゴリー・クンデ
レスコー:アレッサンドロ・ルオンゴ

ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団

*※表記の出演者は2018年1月15日現在の予定です。病気や怪我などのやむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。その場合、指揮者、主役の歌手であっても代役を立てて上演することになっておりますので、あらかじめご了承ください。

■料金(税込)
S席¥54,000 A席¥47,000 B席¥40,000 C席¥33,000
D席¥26,000 E席¥19,000 F席¥12,000
学生券¥8,000
*学生券はNBS WEBチケットのみで2018.8/3(金)18:00より受付開始。

http://www.nbs.or.jp/stages/2018/roma/