動画でわかる《マノン・レスコー》

 《マノン・レスコー》は、 プッチーニが35歳のときに書いた3作目のオペラ。この作品で一躍脚光を浴び、のちに《ラ・ボエーム》、《トスカ》、《蝶々夫人》といった傑作が生まれました。日本では、《ラ・ボエーム》以降の3作ほど、《マノン・レスコー》は上演機会が多くはないようです。海外の歌劇場の引っ越し公演となると、32年前のウィーン国立歌劇場日本公演以来となります。
 というわけで、ここでは《マノン・レスコー》のあらすじを間奏曲にのせてご紹介します。この物語にはマノンの兄の邪心やマノンを捉えるジェロンテの愛憎などが絡んでいますが、プッチーニが描いたのはどこまでも深く真っ直ぐなマノンとデ・グリューの愛の物語です。
 《マノン・レスコー》の間奏曲は、オーケストラ・コンサートなどで演奏される機会も多いので、聴き親しんでいる方も多いはず。プッチーニのエッセンスがぎっしり詰め込まれたような、甘美な曲とともに、二人の突き進む愛に思いを巡らせてください。


【公演情報】
ローマ歌劇場2018年日本公演
《マノン・レスコー》
9月16日(日) 15:00 神奈川県民ホール
9月20日(木) 15:00 東京文化会館
9月22日(土) 15:00 東京文化会館

指揮: ドナート・レンツェッティ
演出: キアラ・ムーティ
美術: カルロ・チェントラヴィーニャ
衣裳: アレッサンドロ・ライ
照明: ヴィンセント・ロングエマーレ

■出演
マノン:クリスティーネ・オポライス
デ・グリュー:グレゴリー・クンデ
レスコー:アレッサンドロ・ルオンゴ

ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団

*※表記の出演者は2018年1月15日現在の予定です。病気や怪我などのやむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。その場合、指揮者、主役の歌手であっても代役を立てて上演することになっておりますので、あらかじめご了承ください。

■料金(税込)
S席¥54,000 A席¥47,000 B席¥40,000 C席¥33,000
D席¥26,000 E席¥19,000 F席¥12,000
学生券¥8,000
*学生券はNBS WEBチケットのみで2018.8/3(金)18:00より受付開始。

http://www.nbs.or.jp/stages/2018/roma/