すでにNBSからの発表があった通り、《椿姫》のジョルジョ・ジェルモン役がレオ・ヌッチからアンブロージョ・マエストリに変更となりました。
アンブロージョ・マエストリといえば、真っ先に思い浮かぶのはその堂々たる体躯をそのまま活かしたファルスタッフでしょう。2013年にはミラノ・スカラ座日本公演でも素晴らしいファルスタッフを演じました。彼のレパートリーにおいて、この役は別格というべき存在であることは否めません。しかし、メトロポリタン歌劇場、英国ロイヤル・オペラ、パリ・オペラ座、ウィーン国立歌劇場ほか、世界中の著名な歌劇場におけるアンブロージョ・マエストリは、“ 優れたヴェルディ・バリトン”。決してレパートリーはファルスタッフだけではないのです!
そこで、彼が実際にジョルジョ・ジェルモン役を歌っている動画をご紹介!
下記よりご覧いただけます。(動画はローマ歌劇場での公演ではありません)
https://youtu.be/oQyuR85uegM
なお、これまでにマエストリが《椿姫》に出演した劇場としては、ミラノ・スカラ座、リスボンのテアトロ・サンカルロ、アレーナ・ディ・ヴェローナ、トリエステのテアトロ・ヴェルディ、ハンブルク州立劇場、ローマのアルジェンティーナ劇場、フェニーチェ劇場などがあります。(アンブロージョ・マエストリHPより)
【Profile】
アンブロージョ・マエストリ
1970年イタリアのパヴィア生まれ。生地でピアノと声楽を学んだ。
ヴェルディ没後100年に当たる2001年、ミラノ・スカラ座にリッカルド・ムーティ指揮、ジョルジョ・ストレーレル演出の《ファルスタッフ》のタイトルロールでセンセーショナルにデビュー。以来、同役で世界中の歌劇場に迎えられ、12年後の13年、ヴェルディ生誕200年のメモリアル・イヤーには、スカラ座はもとより、パリ、チューリッヒ、ザルツブルク、ミュンヘンと、世界中の歌劇場でマエストリのファルスタッフ争奪戦となった。これらの歌劇場では、ファルスタッフ以外にも、《オテロ》のヤーゴ、《仮面舞踏会》のレナート、《運命の力》のドン・カルロ、《椿姫》のジョルジョ・ジェルモンといったヴェルディの諸役で高い評価を得ている。世界最高のファルスタッフ歌いであると同時に、屈指のヴェルディ・バリトンでもある。
■公演情報
ローマ歌劇場2018年日本公演
《椿姫》
2018.
9月9日(日) 15:00
9月12日(水) 15:00
9月15日(土) 15:00
9月17日(月・祝)15:00
東京文化会館
指揮: ヤデル・ビニャミーニ
演出: ソフィア・コッポラ
美術: ネイサン・クロウリー
衣裳: ヴァレンティノ・ガラヴァーニ
照明: ヴィニーチョ・チェーリ
ビデオ: イゴール・レンツェッティ、ロレンツォ・ブルーノ
振付: ステファン・ファヴォラン
■出演
ヴィオレッタ・ヴァレリー: フランチェスカ・ドット
フローラ・ベルヴォワ: エリカ・ベレッティ
アルフレード・ジェルモン: アントニオ・ポーリ
ジョルジョ・ジェルモン: アンブロージョ・マエストリ
ローマ歌劇場管弦楽団
ローマ歌劇場合唱団
ローマ歌劇場バレエ団
※表記の出演者は2018年5月31日現在の予定です。病気や怪我などのやむを得ない事情により出演者が変更になる場合があります。その場合、指揮者、主役の歌手であっても代役を立てて上演することになっておりますので、あらかじめご了承ください。
■料金(税込)
S席¥54,000 A席¥47,000 B席¥40,000 C席¥33,000
D席¥26,000 E席¥19,000 F席¥12,000
学生券¥8,000
*学生券はNBS WEBチケットのみで2018.8/3(金)18:00より受付開始。