名曲!《こうもり》序曲

 オペラやオペレッタの序曲は、これから始まる作品全編から聴きどころとなるメロディーが採られることが少なくありません。《こうもり》の序曲では、歌手のソロによる数々の聴きもののメロディに加え、華やかな舞踏会のウィンナ・ワルツが堂々と奏されるかと思えば、自然に体が揺れてしまいそうな浮き浮きするようなメロディなどが次々と繰り出されます。オーケストラ・コンサートで序曲だけが演奏される機会も多いので、オペレッタの全幕を観たことがない方でも「聴いたことがある!」ということが少なくないはず。NHK-FMのクラシック番組のテーマ曲になっていたこともありますし、数年前にはフィギュアスケートのキム・ヨナさんや鈴木明子さんがこの曲で滑っていました。近年では劇団ひとりさんが監督した映画「青天の霹靂」の予告編に用いられていたこともちょっとした話題になっていたようです。ちなみに、1950年には、「星空の音楽会」というタイトルで、《こうもり》の序曲を用いた トムとジェリーの短編作品が作られています。
 誰もが思わず笑顔になってしまいそうな魅力が、この序曲にはギュッ!と詰まっているのです!

フォルクスオーパー演奏による《こうもり》序曲の抜粋をお聴きいただけます。

★チケットのご購入はこちらから
NBS公式サイト
http://volksoper2016.jp/schedule/