フォルクスオーパーのフラッシュモブ(1)「カルミナ・ブラーナ」

 今回はちょっと変わり種のご紹介。フォルクスオーパーのフラッシュモブです。フラッシュモブは、街や雑踏のなかで前ぶれなくダンスや演奏などのパフォーマンスが始められ、周囲の関心や反響を引くというものです。
 ウィーンの西駅構内、別れを惜しむ人や通勤のビジネスマン、家族連れなどで賑わうなか、どこからともなく楽器を手にしたメンバーがまず静かに演奏を始めます。街の中の音楽家には慣れている(?)のか、ここではまだそれほど人々も驚いてはいません。でも、歌声が加わると、「えっ?何?!」。さらに、「カルミナ・ブラーナ」のなかでもっとも有名な「オー・フォルトゥーナ(おお、運命の女神よ)」が始まるころには、もうみんな呆然。楽器を手にしているので、楽器奏者はすぐにわかりますが、合唱は突然、隣り立っていた人が歌い出すのですから、驚くのも当然でしょう。また、制服姿の駅員やクリーニングスタッフが突然ダンス・パフォーマンスを始めたり・・。最後にはカラフルな紙吹雪降り注ぎ、拍手と口笛が起こりました。
 合唱団とともに、今回の日本公演で《こうもり》のアデーレと《チャルダーシュの女王》のシュタージにキャスティングされているベアーテ・リッターも参加しています。

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