東京二期会《サムソンとデリラ》21年1月に延期、指揮はジェレミー・ローレル

 東京二期会は、新型コロナウイルスの感染拡大と政府からの緊急事態宣言を受けて、4月25日(土)、26日(日)に予定していたサン=サーンス《サムソンとデリラ》公演を、2021年1月5日(火)、6日(水)に延期することを発表した。会場はBunkamuraオーチャードホールで変更はない。

 延期公演では、4月25日のキャスト(サムソン:福井敬、デリラ:池田香織 他)が1月6日に、4月26日キャスト(サムソン:樋口達哉、デリラ:板波利加 他)が1月5日に出演する。

 ただし、4月公演を指揮する予定だった準・メルクルは、スケジュールの都合で出演が叶わず、代わってフランス音楽界の新しい騎手として、いま最も才能豊かな活動を展開しているジェレミー・ローレルが登場する。

 ローレルは、すでにウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ザルツブルク音楽祭、グラインドボーン音楽祭でオペラを指揮する一方、作曲家としても評価されている。自ら設立したピリオド楽器オーケストラ「ル・セレクル・ド・ラルモニー」との共演によるモーツァルト、ロッシーニのオペラなどで録音、録画も多数リリースしている。日本でオペラを指揮するのは本公演が初となる。

 期せずして2021年は作曲家サン=サーンスの没後100年の年となる。コロナ禍の終息の目途が示されない中、新しい希望となる公演になることを願いたい。

ジェレミー・ローレル

東京二期会コンチェルタンテ・シリーズ
サン=サーンス《サムソンとデリラ》新制作/セミ・ステージ形式上演

日本語字幕付き原語(フランス語)上演

2021.1/5(火)、1/6(水)各日19:00
Bunkamura オーチャードホール

指揮:ジェレミー・ローレル
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

1/5(火)
デリラ:板波利加
サムソン:樋口達哉
ダゴンの大司祭:門間信樹
アビメレク:後藤春馬
老ヘブライ人:狩野賢ー
ペリシテ人の使者:加茂下稔
第1のペリシテ人:澤原行正
第2のペリシテ人:水島正樹

1/6(水)
デリラ:池田香織
サムソン:福井 敬
ダゴンの大司祭:小森輝彦
アビメレク:ジョンハオ
老ヘブライ人:妻屋秀和
ペリシテ人の使者:伊藤 潤
第1のペリシテ人:市川浩平
第2のペリシテ人:髙崎翻平

※やむを得ない事情により出演者が変更になる場合がございます

合唱:二期会合唱団

料金(全席指定・税込)
S10,000円 A9,000円 B6,000円 C4,000円 学生2,000円

チケット再発売日:2020.7/4(土)

問:二期会チケットセンター03-3796-1831(月~金=10:00-18:00/土=10:00-15:00/日・祝=休)
http://www.nikikai.net/lineup/samson_et_dalila2020/