いよいよクリスマス・イヴ! 今回はフォルクスオーパーとウィーンのクリスマスの雰囲気をご紹介します。
フォルクスオーパーでも、イヴのこの日は公演はお休みです。日本では華やかに飾られた街に繰り出し、賑やかに過ごすということも多いようですが、ウィーンをはじめとした欧米では、クリスマス・イヴは家族や友人と家で過ごすというのが一般的なようです。
《こうもり》のポスター。フォルクスオーパーでは年末年始の上演は欠かせません
クリスマスツリーや家のなかの飾りを、あれこれ考えながら準備することに時間をかけるのも、そうした習慣によるものでしょう。クリスマスまでのおよそ1ヶ月間、街のあちこちに開かれるクリスマスマーケットでツリーやさまざまな飾りを少しずつ買い足していくのです。
ウィーンで最も規模が大きいといわれるのが、市庁舎前のクリスマスマーケット。立ち並ぶ屋台では、クリスマスの飾りものほか、ホット・ワインやプンシュと呼ばれるフルーツ入りのホット・カクテルやクッキー、ソーセージなどの食べ物などさまざまなものが売られています。
クリスマスマーケットの中央奥に設置された巨大なクリスマスツリー
市庁舎前のクリスマスマーケット。広場の中央の屋台を挟んだ両側には、子どもたちが遊べる遊園地のような設備もあります
市庁舎のイラストが描かれたプンシュのマグ。はじめにマグの代金込みで支払うので、マグを持ち帰ることもできるが、飲み終わって返せばマグの代金は返してくれるというシステムになっています
パンを器にしたシチューや豆のスープ。全部食べればお皿も残らず、合理的だけれど、かなりの大きさ
フォルクスオーパーも、正面入り口前の木はツリーのようなイルミネーションで飾られています。12月16日には、日本公演の演目の一つである《チャルダーシュの女王》の初日公演が行われました。アンドレア・ロストのフォルクスオーパーへのデビューとなったこの公演の模様は、追ってご紹介していきます。どうぞお楽しみに。
美しいイルミネーションのツリーが劇場を訪れる人たちを迎えています
フォルクスオーパーの建物は正面とは反対側が大きな通りに面しています
クリスマスのコンサートのポスターの隣には《チャルダーシュの女王》のポスターが貼られています
★チケットのご購入はこちらから
NBS公式サイト
http://volksoper2016.jp/schedule/