今回はまず【外国からやってきた歌】【讃美歌】をテーマに、日本以外の国を由来とした曲を集める。そもそも日本の曲ではないものでも、日本語の歌詞が付いたことで日本の“うた”として定着している歌はたくさんある。それらをまとめて聴くことで、、国や時代をこえる音楽の豊かさを再認識する機会となる。そして3つめのテーマは【中田喜直の作品】。「さくら横丁」「雪のふるまちを」など、中田作品で日本の“うた”を満喫する。
日本をテーマに世界や時代を俯瞰できる演奏会としても興味深い時間となる。
本シリーズの歌唱は、日本のトップ合唱団のひとつ、東京オペラシンガーズのメンバーが担当。東京春祭でも中心的な存在になっている彼らによる“にほんのうた”は、オペラの力強い歌唱とはまたちがった、特別なあじわいを聴かせる。だれもがいっしょに歌いたくなるような、日本で歌い継がれてきた懐かしい“うた”に聴き入る、平日午後の60分。
■にほんのうたⅧ〜東京オペラシンガーズ
〜合唱で聴く美しい日本の歌
2018.4/10(火)14:00 東京文化会館 小ホール
●出演
合唱:東京オペラシンガーズ
ソプラノ:黒田なるみ、駒井ゆり子、谷原めぐみ、馬原裕子
アルト:相田麻純、菅原章代、橋本恵子
テノール:織部玲児、渡邉公威、渡辺 大
バス:寺本知生、成田 眞、藪内俊弥
指揮:宮松重紀
ピアノ:寺嶋陸也
●曲目
【外国からやってきた歌】
アニー・ローリー:山上路夫・訳詞/W.ダグラス・作詞/J.D.スコット・作曲 (若林千春・編曲)
故郷の廃家:犬童球渓・作詞/W.S.ヘイス・作曲 (若林千春・編曲)
モスクワ郊外の夕べ:大胡敏夫・ 訳詞/M.マトゥソフスキー・作詞/B.ソロヴィヨフ=セドイ・作曲 (寺嶋陸也・編曲)
カチューシャ:関鑑子、丘灯至夫 ・訳詞/M.イサコフスキー・作詞/M.ブランテル・作曲 (若林千春・編曲)
トロイカ:楽団カチューシャ・訳詞/ロシア民謡 (若林千春・編曲)
流浪の民:石黒小三郎・訳詞/E.ガイベル・作詞/R.シューマン・作曲
【讃美歌】
天にはさかえ (横山潤子・編曲)
いつくしみ深き (寺嶋陸也・編曲)
主よみ手もて (寺嶋陸也・編曲)
やすかれわが心よ (寺嶋陸也・編曲)
荒野の果てに (寺嶋陸也・編曲)
【中田喜直の作品】
さくら横丁:加藤周一・作詞/中田喜直・作曲
君よ八月に熱くなれ:阿久悠・作詞/中田喜直・作曲 (寺嶋陸也・編曲)
夏の思い出:江間章子・作詞/中田喜直・作曲
ちいさい秋みつけた:サトウハチロー・作詞/中田喜直・作曲
雪のふるまちを:内村直也・作詞/中田喜直・作曲
●料金
全席指定:¥3,600