ミュージアム・コンサート 東博でバッハ vol.32 御喜美江(アコーディオン)

 アコーディオンをクラシック音楽の世界に拡げた世界的名手、御喜美江。ドイツのハノーファー国立音大に学んで、ドイツのコンクールを制し、現在はドイツで教鞭を執るなど、その音楽人生においてドイツに深い縁のある御喜にとって、J.S.バッハはクラシック音楽との結びつきを決定づけた存在であり、彼女の代表的なレパートリーでもある。
 今回の「東博でバッハ」シリーズに選んだ楽曲は、J.S.バッハの「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳」より5曲と「平均律クラヴィア曲集」より7曲を中心に、グリーグの「叙情小曲集」からの5曲に、ケージやピアソラ作品を取り上げる。特にピアソラは、御喜にとってバッハと並ぶ重要レパートリーであり、彼女が思い入れあるという「バチンの少年」なども注目。色彩感あふれるアコーディオンの魅力を、博物館の独特な空間でじっくり味わいたい。

C)Marco Borggreve

C)Marco Borggreve

ミュージアム・コンサート
東博でバッハ vol.32 御喜美江(アコーディオン)

2017.3.22 [水] 19:00 東京国立博物館 法隆寺宝物館エントランスホール

■出演
アコーディオン:御喜美江

■曲目
J.S.バッハ:
 《アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳》 より
  ミュゼット ニ長調 BWV Anh.126
  ポロネーズ ト短調 BWV Anh.119
  メヌエットI ト長調 BWV Anh.114
  メヌエットII ト長調 BWV Anh.116
  メヌエットIII ト短調 BWV Anh.115
  行進曲 ニ長調 BWV Anh.122
 平均律クラヴィア曲集 第1巻 より
  前奏曲とフーガ 第16番 ト短調 BWV861
  前奏曲とフーガ 第13番 嬰ヘ長調 BWV858
  前奏曲とフーガ 第22番 変ロ短調 BWV867
グリーグ:《叙情小曲集》より
 民謡 op.38-2
 ワルツ op.38-7
 郷愁 op.57-6
 おばあさんのメヌエット op.68-2
 妖精の踊り op.12-4
J.S.バッハ:
 平均律クラヴィア曲集 第1巻 より
  前奏曲とフーガ 第1番 ハ長調 BWV846
  前奏曲とフーガ 第2番 ハ短調 BWV847
 平均律クラヴィア曲集 第2巻 より
  前奏曲とフーガ 第11番 ヘ長調 BWV880
 平均律クラヴィア曲集 第1巻 より
  前奏曲とフーガ 第24番 ロ短調 BWV869
ケージ:夢
ピアソラ:
 S.V.P(シル・ヴ・プレ)
 バチンの少年
 白い自転車

■料金
¥3,600(全席自由)