~N響メンバーと仲間たちによるホルン・アンサンブル
これは贅沢なステージだ。NHK交響楽団のホルン奏者たちを中心に、日本を代表する8人のホルニストが集結。ワーグナー作品を中心に、ドイツ音楽の粋をホルン合奏でたっぷりと味わえる。
ワーグナー作品は4つのオペラからの編曲4作で、編曲者は3人。すべてが「幻想曲」と名付けられていて、ワーグナーの響きにホルン合奏で浸れる喜びに加え、それぞれどんな名場面が繰り広げられるのかも楽しみだ。ほかの作曲家の3作は、ホルン合奏の定番《魔弾の射手》「狩人の合唱」に加え、《フィデリオ》序曲と《ヘンゼルとグレーテル》前奏曲は目新しく、その音色と構築にも注目したい。
2016年の東京春祭《ジークフリート》第2幕の有名なホルン・ソロで日本人離れした驚異的な名奏を披露したN響首席の福川伸陽や、同じく首席の今井仁志など、個人技と合奏力を備えた8人によるゴージャスなパフォーマンスは、ホルン愛好家に限らずぜひとも体験したい。
■HORNISTS 8 《ワーグナー×ホルン》
〜N響メンバーと仲間たちによるホルン・アンサンブル
2017.3.22 [水]19:00 東京文化会館 小ホール
■出演
ホルン:今井仁志、福川伸陽、石山直城、勝俣 泰、木川博史、野見山和子、山本 真、久永重明
■曲目
ウェーバー(ヴァレンドルフ編):《魔弾の射手》 より 「序奏、狩人と村人の合唱」
ワーグナー(シュティーグラー編):《ローエングリン》 幻想曲
ワーグナー(クリアー編):《ラインの黄金》 幻想曲
ベートーヴェン(テルツァー編):《フィデリオ》 序曲
フンパーディンク(キルシェン編):《ヘンゼルとグレーテル》 より 前奏曲とコラール
ワーグナー(ユーリセン編):《トリスタンとイゾルデ》 幻想曲
ワーグナー(シュティーグラー編):《ジークフリート》 幻想曲
■料金
S席 ¥4,600 A席 ¥3,100 U-25* ¥1,500
*U-25チケットは、2017年2月10日(金)12:00発売開始(公式サイトのみでの取扱い)