コンスタンチン・リフシッツ (ピアノ・指揮)〜J.S.バッハ:ピアノ協奏曲全曲演奏会

 1976年ウクライナ生まれのピアニスト、コンスタンチン・リフシッツ。来日公演も重ねて、近年では、わが国でもおなじみの奏者であり、名技と濃密な音楽性はもちろんのこと、その独特な世界観で、毎回大きな評判を集めている。そのリフシッツが東京春祭に初登場というだけでも注目なのに、演目はなんとJ.S.バッハのピアノ協奏曲7曲の弾き振りというのだから、うれしい驚きである。
 リフシッツは17歳で「ゴルトベルク変奏曲」を録音するなど、キャリアの初期からバッハを重要なレパートリーとしてきた。日本でも「ゴルトベルク変奏曲」のほか、2015年には「J.S.バッハの宇宙」と題したシリーズで大作群を取り上げるなど、バッハへのこだわりには並々ならぬものがある。そして18年の春は、協奏曲全曲の弾き振りでさらなる集大成を披露してくれるのである。さらに、鍵盤ソロが大活躍する名作「ブランデンブルク協奏曲第5番」までリフシッツで聴けるのは楽しみ。
 共演はトウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア。沼尻竜典が音楽監督を務め、近年活躍範囲が広がっている室内オーケストラで、17年には東京春祭のアンドレアス・シャーガー&リディア・バイチ公演にも出演。その瑞々しい演奏は、名手の弾き振りの理想的なパートナーとなるはず。

■コンスタンチン・リフシッツ (ピアノ・指揮)
〜J.S.バッハ:ピアノ協奏曲全曲演奏会

Ⅰ. 2018.3/30(金)19:00
Ⅱ. 2018.4/1(日)15:00
東京文化会館 小ホール

■出演
ピアノ・指揮:コンスタンチン・リフシッツ
管弦楽:トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア

■曲目
Ⅰ. 3/30(金)19:00
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052
      :ピアノ協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1053
      :ピアノ協奏曲 第3番 ニ長調 BWV1054
      :ピアノ協奏曲 第4番 イ長調 BWV1055

Ⅱ. 4/1(日)15:00
J.S.バッハ:ピアノ協奏曲 第5番 へ短調 BWV1056
      :ピアノ協奏曲 第6番 へ長調 BWV1057
      :ピアノ協奏曲 第7番 ト短調 BWV1058
      :ブランデンブルク協奏曲 第5番 ニ長調 BWV1050

■料金
S席¥7,700 A席 ¥6,100 U-25* ¥1,500
*U-25チケットは、2018年2月9日(金)12:00発売開始

■チケット発売日:11月26日(日)10:00
*先行発売:11月12日(日)10:00