東京・春・音楽祭では、2019年からの3年間、リッカルド・ムーティによるイタリア・オペラ・アカデミーを開催する。去る10月26日に行われた「東京・春・音楽祭2018開催概要発表会」の席上、鈴木幸一実行委員長が明らかにした。
同アカデミーは、2015年から毎年夏にイタリアのラヴェンナで開催されているもの。2016年には韓国でも簡易的な形での開催が行われたが、2019年の日本での開催が初の本格的な海外展開となる。以前から実施に向けて調整してきたというが、鈴木へのイタリア星勲章コンメンダトーレ章叙勲や、2019年が東京春祭15周年を迎える節目となることから、さらなる日伊の交流を進めていくために実施することとなった。
アカデミーの詳細は2018年5月頃に発表されるが、成果発表の場として毎年ヴェルディのオペラの上演も行われる予定だ。
【予定演目】
2019 ヴェルディ《リゴレット》
2020 ヴェルディ《マクベス》
2021 ヴェルディ《仮面舞踏会》